シナモン・トリー (貘の図書館)

著者 :
  • パロル舎
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本棚登録 : 10
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894191723

感想・レビュー・書評

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  • とても惹かれる設定で、裏に見え隠れする問題提起も感じられて、先が気になって一気に読んでしまった。
    でも、謎が最後まで解明されず、中途半端というか、消化不良さが残った。ことに世界の成り立ちと、それに姉がどう関わっていたのか。姉は何を望んでいたのか。以前、同じ作者の「黒ねこサンゴロウ」を読んだ時も、同じような感想を持った。
    とは言うものの、選んだわけではないのに、この作者の本をたびたび手に取ってしまうのは、きっと何か共通の魅力があるのだろうとは思う。だけに、残念。

  • 中学生の頃に読んだのを再読したくなり、題名から忘れてたのを検索かけまくって見つけて購入。
    全体に漂う終末感、勝ち目のない戦いに向かっていく、きっと来てしまう終わりに向かっていく切なさ。
    大人になって読み返すと昔とは違う見方で読めるところもあって、また一段と好きになりました。
    昔はバジルかっこいい!って思ってたけど今はセリも好き。
    最後はどう解釈したらいいんだろうな。
    場所のモデルは目黒にあった林業試験場!?

  • 読み終わった後も、霧が肌にずっとまとわりつくような話。
    この作品は、木漏れ日が落ちる深い森に、朝霧、午後の光、夕暮れ、見えぬ夜、つねに時間と湿度を感じる作品だった。
    展開が非常に早く、ひたすらどきどきしなっぱしであった。

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。作家。おもな作品に『ちいさなおはなしやさんのおはなし』(小峰書店)、「クッキーのおうさま」シリーズ(あかね書房)、「おてつだいねこ」シリーズ(金の星社)など。画家の鈴木まもるさんとの共作絵本に、『せんろはつづく』『おすしのせかいりょこう』『すすめ! きゅうじょたい』(金の星社)、『ちいさいいすのはなし』『りんごのおじさん』(ハッピーオウル社)、『ならんでるならんでる』『でんしゃがきた』(偕成社)などがある。『月売りの話』で「日本童話会賞」、『星とトランペット』で「野間児童文芸推奨作品賞」、「黒ねこサンゴロウ」シリーズで「路傍の石幼少年文学賞」を受賞。

「2016年 『すすめ! うみの きゅうじょたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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