クレイジ-・ホ-ス

著者 : ラッセル・フリードマン ぬくみちほ Russell Freedman

• エフ企画 (1998年11月25日発売)

感想・レビュー・書評

[KOUさんの感想 · 2023年6月25日]

オグララ・スーの英雄クレイジーホースの生涯について彼の身近にいた人間の証言などを元にまとめられている。この本を入門として「ブラックエルクは語る」などを読むと彼の生きた時代をより臨場感を持って感じられる。巻末で訳者がホピの女性と話をした回想がとても印象的で、私達日本人の日本人というアイデンティティは一体何であるか？という自らのルーツについて考えるきっかけになると思う。

[zevonさんの感想 · 2004年11月5日]

ネイティヴアメリカンの最後にして最大の英雄の伝記。軍がクレイジーホースに軍事的大敗北を喫したとき、当時のアメリカの新聞は「虐殺(された)」という表現を使って世論を喚起させたそうな。今も昔も被害妄想国家。

著者プロフィール

アメリカとカナダの「Grief Recovery Instetute」で子どもたちを悲しみから回復させるプログラムを作成、実践し高い評価を得ている。

「2014年 『子どもの悲しみによりそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」