- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894192614
感想・レビュー・書評
-
「ヨナスはじぶんの釣り竿を、何物にもましてだいじに思っていた。水に縁のあるものなら、何でも好きだった。流れ、海、雨、みみず、そして何より、魚。それから、けむりが好きだった-。セーヌの釣りびと、ヨナスのお話。再刊」
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きでじっくり少しずつ読んだ。
てっきり一生セーヌ河でだらだら釣りをするゆるやかな話だと思ってたから、はちゃめちゃで面白かった〜
この本は大切にする。
なんとなく絵と文字のバランス悪い気がしてたのは、もともとは横書きだからだと気づいた。
ぜひ原書もほしい。
この装丁がとても好きなのにパロル舎さんはもうなくなったらしい。ざんねんだ。熊とにんげんもこのざらざらした縦書き装丁で欲しかった…。 -
2012/8/10購入
-
すごく好き。装丁、挿絵、内容、どれも素敵。
パリなんて一度しか行った事ないしパリっ子の知り合いなんてイナイ、でも、すごくパリだなあと思った。 -
もっと もっと 大きな魚を・・・
ヨナスの夢は豚ほどもある大きな魚を釣ること。
そんなヨナスの夢に舞い降りた、アイディアの天使は大きな魚を釣るアイディアをヨナスに授る。
大きな魚を釣る方法を知ってしまったヨナスはセーヌ川の釣りびとのひとりから、釣りの王様へ、大転身を遂げるのだが…
人間の飽くなき欲望、虚栄心…そしてその先に必ずおとずれる空虚感。
人生の愉しみであったはずの釣りが、お金を稼ぐ手段と化したとたんに、それは愉しみではなくなる。
釣り師は釣り師でなくなる。
著者プロフィール
ライナー・チムニクの作品





