ばけもの長屋のおはなちゃんびんぼう神とばけもの芝居

著者 :
  • 文渓堂
3.17
  • (2)
  • (1)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 74
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894235137

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  長屋に住む大工の徳さんちに居候している貧乏神は、見つかるたんびにおかみさんに叩き出されている。
     けれど、おはなちゃんは優しいし、大家の隠居も暇に飽かして貧乏神を誘いに来る。
     そんなある日、ひょんなことから妖怪たちが続々と貧乏神のもとへとやって来たから大変!
     たくさんの妖怪たちで出来ることといったら…?

    ------------------------------------------------------------------

     特に見越し入道がだけど、妖怪たちみんな、妙に腰がひくくてかわいい。
     くらやみ天女は、何だかなぁ…て感じだけど。

     でも、お話はちょっとバタバタしてたかなー。
     詰め込み過ぎというか。
     ここまでいろいろなことが起こる展開なら、お化け屋敷までのところと、芝居のところで2冊に分けてもいいんじゃないかと思う。

  • 貧乏神と御隠居さんのやりとりが楽しいです。
    それぞれのなさけない感じがポイントです。

  • ぼくはこの本を借りる時、「妖怪」がたくさん書いてある、表紙を見て面白そうだと思い、借りました。
    読んでみたら、「一つ目小僧」や「お六さん」がいて、面白かったです。

  •  暮れの三十日、すすはらい中に家の人に見つかり追い出されそうになったびんぼう神。むすめのおはなちゃんにかくまわれ居候しつづけていたけれど、そこに一つ目小僧や見越しの入道がやってくる。江戸のまちは夜でも灯りがついていて暗いところがなく、ばけもんにはとてもくらしにくいという見越しの入道たちの訴えに…。

  • みにぴ ミク氏 2010.10.22

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1922年東京都生まれ。短編「さぎ」で日本児童文学者協会新人賞を受賞。『鯉のいる村』(新日本出版社)で野間児童文芸賞、芸術選奨文部大臣賞、『花咲か』(偕成社、その後石風社)で日本児童文学者協会賞を受賞。
主な作品に『かさこじぞう』『ききみみずきん』(以上ポプラ社)、『十二支のはじまり』(教育画劇)、『けいたのボタン』(にっけん教育出版社)、『赤いくつ』(女子パウロ会)、『一九四一黄色い蝶』(くもん出版)、『街道茶屋百年ばなし・熊の茶屋』『街道茶屋百年ばなし・子育てまんじゅう』『街道茶屋百年ばなし・元治元年のサーカス』(以上三部作、石風社)『久留米がすりのうた』(石風社)など多数ある。

「2009年 『花咲か 江戸の植木職人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩崎京子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×