- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894257955
作品紹介・あらすじ
悪の魔導師も撃退し「いまから素敵な親子生活が始まるのね」なんて妄想たくましくしていたアニス。しかし、そうは問屋が卸さなかった!!日々巻き起こるトラブル(ぜんぶアニス発)に、乱れ飛ぶ罵声(ぜんぶシド)。一体何が問題なのかしら?そんな悩みを抱えつつ、シドの用事で大公様のお屋敷に向かったアニスは…。元気印満載の第2巻。
感想・レビュー・書評
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“「どうしていきなり現れるの!この前もそうだったわよね」
アニスは眉をつり上げたが、
「ノックをした。入るぞと言った。たっぷり待った。返事をしなかったお前らが悪い」
とシドは決めつけ、謝りもしなかった。
「どうしていつもいつも私を悪者にするの?たまにはあなたが悪者になってもいいじゃない!悪者なんだから!」”
やべ。
前回に増して面白い。
クールデール卿とアニスとシドのやり取りには思わず吹いたし。
あと、シドがアニスを引き取った理由とかも若干あって、中身は充実してたんじゃないかな。
あ、でも、ビアンカとジークの出番が少なかったのには残念。
次に期待。
“「あ、ちょ……尻尾が!」
「クーちゃん、あなた言ってたわよね。一度会ったことがある者の場所が分かるって。ねえ、ロッテのこと分かる?ロッテがどこにいるか分かる?分からない?どっち?」
ぎゅうぎゅうて首を絞められ、白竜はぐえええと哀れな悲鳴を上げる。追いついたシドが、アニスの手から白竜を奪った。
「それじゃ答えられるものも答えられないだろうが」
「ねえお願い、分かるって言って?」
「うううう、痛い。でも、アニス様ならかまわない……少年、その馬鹿にした目は何事かね」
「いいからさっさと答えろ。お前は役に立つのか、立たないのか」”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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