アニスと不機嫌な魔法使い2 (HJ文庫 は 2-1-2)

著者 :
  • ホビージャパン
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本棚登録 : 53
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894257955

作品紹介・あらすじ

悪の魔導師も撃退し「いまから素敵な親子生活が始まるのね」なんて妄想たくましくしていたアニス。しかし、そうは問屋が卸さなかった!!日々巻き起こるトラブル(ぜんぶアニス発)に、乱れ飛ぶ罵声(ぜんぶシド)。一体何が問題なのかしら?そんな悩みを抱えつつ、シドの用事で大公様のお屋敷に向かったアニスは…。元気印満載の第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • “「どうしていきなり現れるの!この前もそうだったわよね」
    アニスは眉をつり上げたが、
    「ノックをした。入るぞと言った。たっぷり待った。返事をしなかったお前らが悪い」
    とシドは決めつけ、謝りもしなかった。
    「どうしていつもいつも私を悪者にするの?たまにはあなたが悪者になってもいいじゃない!悪者なんだから!」”

    やべ。
    前回に増して面白い。
    クールデール卿とアニスとシドのやり取りには思わず吹いたし。
    あと、シドがアニスを引き取った理由とかも若干あって、中身は充実してたんじゃないかな。
    あ、でも、ビアンカとジークの出番が少なかったのには残念。
    次に期待。

    “「あ、ちょ……尻尾が!」
    「クーちゃん、あなた言ってたわよね。一度会ったことがある者の場所が分かるって。ねえ、ロッテのこと分かる?ロッテがどこにいるか分かる?分からない?どっち?」
    ぎゅうぎゅうて首を絞められ、白竜はぐえええと哀れな悲鳴を上げる。追いついたシドが、アニスの手から白竜を奪った。
    「それじゃ答えられるものも答えられないだろうが」
    「ねえお願い、分かるって言って?」
    「うううう、痛い。でも、アニス様ならかまわない……少年、その馬鹿にした目は何事かね」
    「いいからさっさと答えろ。お前は役に立つのか、立たないのか」”

  • 未読

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