僕がノーベル賞をとった本当の理由: 子ども時代のすごしかた

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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894285873

感想・レビュー・書評

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  • 益川先生の訃報を聞いた数日後、図書館でこの本を見かけたので、読んでみた。

    ノーベル賞を取るような研究も、意外とあっけないものなんだなと感じた。「CP対称性の破れ」の研究に取り組んだのは数ヶ月。お風呂でのひらめきで解決(アルキメデスのエウレカと同じですね)。以降は2度とこの問題には戻らず。
    もちろん、一瞬のひらめきのためには大変長い思考の積み重ねが必要である。しかし、「長い時間をかけた重大なプロジェクト」な感じは全くなかった。研究においては努力量=価値ではないし、研究した直後に価値がわかるもんでもないなあ(特に理論研究)というのを再認識した。
    そして、理論が実証されるには時間がかかるのだなと。1972年に理論が作られ、1994年に実証され、2008年にノーベル賞。

    益川先生監修の基幹講座物理学シリーズ『解析力学』、今度続きを読ませていただきます

  • 資料ID:98090623
    請求記号:289.1||M
    配置場所:工枚普通図書

  • 配架場所【図・2F知の泉】
    請求記号【289.1||MA】
    益川敏英講師著書

    豊橋技術科学大学デジタルライブラリで
    益川敏英講師のプレステージレクチャーズが視聴できます
    平成25年4月25日「創造性の源は知的好奇心」
    https://dglb.imc.tut.ac.jp/all/tmbz_2013-0425.html

  • 学問をする時の原動力とは何かといった時に、勉強する時は憧れだが、研究者としての原動力は基本的にロマン。
    大学教育はいわば基礎体力のようなもの。
    22世紀になったら戦争はなくなっている。

  • 三葛館一般 289.1||MA

    ある記念講演会で「科学をすすめる者~夢ロマン」と題してお話された内容がベースになった伝記。
    英語が嫌い、文章を書くのが嫌いというイメージがマスコミで報道されていましたが、とてもわかりやすく素敵な文章を書かれておられます。
    子ども論・子育て論としても興味深い書です。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=58291

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著者プロフィール

1940年生まれ
理論物理学者

「2014年 『人生を考えるのに遅すぎるということはない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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