- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894321502
感想・レビュー・書評
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著者のほんのふとした思い付きから始まった、「本の探偵」。
『昔読んで好きだった本、なつかしい、だけど本のタイトルや
作者や出版者がわからないので探しようがない---そういう本がありましたら、
その本について覚えていることをありったけ書いて送って下さい』
という探偵案内が、ふとした拍子に新聞に掲載されちゃったからさあ大変。
著者のもとに、探偵依頼がどっさり舞い込んできたわけです。
そんな依頼をもとに行なわれた捜索の様子を、饒舌な会話体で
(ちょっと昔読んだ新井素子の小説を思い出しましたが)
楽しみ、驚き、また喜びを持って描写しています。
私も、「あ、これ読んだ!」「あのお話はこの作者だったのか!」と
思うものも多かったです。
しかし、いかんせん、本書が出版されたのが1985年なので、
ちょっと私の子どもの頃と掲載されている本の年代がずれてるんですよね。
もうちょっと新しい年代の「探偵結果」を知りたい人はこちらがおすすめです。
「この本読んだ?おぼえてる?」
「この本読んだ?おぼえてる?2教科書で習ったお話編」
(あかぎかんこ名義)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔読んだけれど、題名を覚えていない。
そんな問い合わせが多かった本を紹介している1冊です。
昔読んだ事がある本、読んだような気がする本
興味を引かれて読んでみたい本。
結構色々ありましたが、憶えている本が出ていると
ちょっと嬉しい気がしてきます。
懐かしいからでしょうか?
これだけの本を知っている、というのも驚きですが
かなりの数を知っている自分にもびっくりです。
小さい頃って、結構読んでるものですね〜。 -
今なら、Googleで検索するのでしょうが、当時はあかぎさんのよううな方に聞かないと、「あの本」を見つけられなかったのかなーと思うと感慨深いです。
私は「よい児童書」のまとめ本として楽しく読みました。
あかぎさんの文章は、押し付けがましくなくて好きです。 -
保管しきれず、泣く泣く手放してしまったかつての愛読書。
それでも時々思い出して、読み返したくなる。味わい深い本。
赤木かん子さんのお仕事は、ありそうでなかった大事な分野と感じます。
この本は特に、教科書にあった懐かしいお話ばかりでなく、その頃の自分の思いと再会できる、貴重な本です。 -
子どもの本の探偵と称し、昔読んだけどタイトルの忘れてしまった本を探してくれる。そんな本の探偵の調査結果をまとめた本。
本の探偵という取り組み自体面白く、絵本だけでなく児童書も含まれているのが嬉しいです。
また著者のいうように本を読んだ人がどこを覚えていて何を拠り所に探そうとしているのかを知ることが面白い。そのはずなのに、肝心の質問者の声が聞こえてこないのです。だからただ単なる子どもの本の紹介になってしまっているものが多いのが残念。まあ、それはそれで面白いのですけどね。
また文章が「〜ですます」調と「〜なのさ」という語り調がない交ぜになっているのが、読みにくさを感じてしまうんですね。でもこういう本の紹介にしては珍しく世間の評判とは別に個人的な好みをはっきり書いているのは面白いかも。名作と呼ばれる作品にも好みじゃないと言い切ってますしね。 -
懐かしい本にまた巡りあった感じ。
ケストナーやエリナー・ファージョンが、また読みたくなる。 -
「本の探偵」赤木かん子さん。
この方の大ファンです。
この本には、最愛の児童書「誰も知らない小さな国」の
初版本の写真も載っていて、大感激。 -
懐かしい絵本に再会できる一冊です。
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【8/22】再読。
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この本一冊持って、図書館に行きたいです。