おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)

著者 :
  • フェリシモ出版
3.20
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本棚登録 : 59
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894325197

感想・レビュー・書評

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  • みてみて!
    顔が、ニコニコして、心がうきうきしてくる工藤直子さんの詩です。

    おいで、もんしろ蝶
    2010.04発行。字の大きさは…中。

    ほんわかと、にこやかに、顔がほころび、最後には、しんみりとなる大好きな工藤直子さんの詩です。そして、柔らかな皆川明さんの絵が、詩に寄り添っています。

    物語は、生まれたての紋白蝶を見た池が、その妖精のような紋白蝶を褒め、見守りながら、紋白蝶が成長し、愛をはぐくみ、子供たちを授かり、静かに池で亡くなっていく、妖精のような紋白蝶の一生を池は、あたたかく、ほめながら、みまもる、いのちの物語です。

    本当に美しい詩の世界へ私をいざなってくれました、ありがとう直子さん。
    「なんとなく・青空」で、あなたを知り、数十年ぶりに詩を読み、心がニコニコしてから、時々直子さんの世界ですごすのを楽しみにしています。
    ありがとうございます。
    これからも宜しくお願いします(笑顔)

    ある朝、生まれたてのもんしろ蝶が、
    池にうつった自分のすがたに、
    おもわず、「ま、きれい!」とつぶやいた。
    池は、くすっと笑っていった。
    「ああ。あんたはとてもきれいだよ」――
    きらめくひかりのかけらのようなもんしろ蝶と
    それをみまもる池の、いのちの物語。
    2021.05.12読了

    「なんとなく・青空」 2019.12.11読了
    https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4579304314#

  • 2017.2.19
    工藤さんの文と皆川さんの絵が素朴でとても優しい雰囲気を醸し出す。優しさ、美しさ、愛することが詰まった絵本。

  • 皆川明さんの挿絵が可愛い◞( 、*´▿`)、

  • 工藤直子さんの絶版になった物語を、皆川明絵でよみがえらせた一冊。おてんば娘と、それをやさしく見守る父とも、片思いをほのかなに抱いた静かな男性ともいえそうな、おだやかな池の物語。切ない。
    これが好きならさかざきちはるの『金魚の恋』もおすすめ。

  • 工藤 直子  文
      皆川 明   絵
      フェリシモ出版 (2010/4)
        (おはなしのたからばこ 30)

    工藤さんの詩はやさしい
    そして このイラストもやさしい
    だからとってもやさしい気持ちになれた一冊でした

    は~るよこい♪は~やくこい♪
    おいで もんしろちょう♪

    被災地にもどうぞ春を届けてね

    ≪ 妖精と 重ねたあなた 命終え ≫

  • 2016年5月5日

    ブックデザイン/タカハシデザイン室
    フォーマットデザイン/タカハシデザイン室

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著者プロフィール

台湾生まれ。お茶の水女子大学中国文学科卒業。女性初のコピーライターとして活躍した後、詩人・童話作家に。『てつがくのライオン』(絵・佐野洋子)で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』でサンケイ児童出版文化賞受賞。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』は、子どもたちに愛され、ロングセラーとなっている。『ねこはしる』『まるごと好きです』など、多くの詩集・絵本・エッセイがある。

「2020年 『女声(同声)合唱とピアノのための いのちへのオマージュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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