社会科学をひらく

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894340510

作品紹介・あらすじ

自然・社会・人文科学の分断をこえて脱冷戦の世界史的現実に応えうる社会科学の構造変革を提言するウォーラーステイン、プリゴジンらによる新社会科学宣言。複雑系マイノリティ等を視野におさめ多元主義的普遍主義をめざす画期作。

感想・レビュー・書評

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  • 社会科学をひらく
    (和書)2008年10月12日 21:50
    1996 藤原書店 イマニュエル ウォーラーステイン, グルベンキアン委員会, Immanuel Wallerstein, 山田 鋭夫


    学問諸分野(disciplines)のなかで社会科学のその可能性の中心ついて書かれてある。
    ・アイデンティティー(自己同一性)
    ・普遍主義
    ・「非権力者は、ある意味でつねに二重の拘束(ダブルバインド)のうちにある。」

    等、キーワードが盛りだくさん。

    「世界をふたたび魔術にかけること」とは柄谷行人・マルクスがいうところのアソシエーションと読むことができそうだ。学問分野・大学に関するアソシエーションといえるかもしれない。

    「脱=科学社会」の続編という位置づけらしい。私はこちらを先に読んでしまいました。読み易いし短いので気軽に読めます。

  • 今回のテーマは、「社会科学(社会について考える学問)の変遷」です。 社会科学はどのようにして分化し、発展してきたのでしょうか。また、これからの社会科学(社会について考える学問)はどうなるのでしょうか。それらのことについて議論したいと思います。

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著者プロフィール

1930年ニューヨーク生まれ。世界システム論の提唱によって社会科学一般に大きな影響を与えた社会学者。著者に『近代世界システム』全四巻(名古屋大学出版会)などがある。

「2019年 『資本主義に未来はあるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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