「われ」の発見―鶴見和子・対話まんだら 佐佐木幸綱の巻

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894343160

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  • 佐佐木幸綱という人がどの時代の人なのかは、利綱・徳綱・弘綱・信綱・治綱・幸綱と6代にも及ぶ系譜を見て吃驚です。そして父治綱、祖父信綱とも先代の存在感の大きさと闘ってきた歴史の重みを感じました。
    「歌人おほかた 虚空に遊ぶ 青葉時 たのみの綱の佐佐木幸綱」という歌の面白さ、というか、大変さを鶴見が指摘しているのは新鮮です。二人の対話に出てくる与謝野晶子の衝撃性というのが、明治時代であればこそ痛感しますね。幸綱が紹介するのは次の歌などです。
    「今はゆかむさらばと云いし夜の神の御裾さはりてわが髪ぬれぬ」確かにあまりにも大胆です。
    死刑囚の歌人が多く、なぜ俳人がいないかを、歌は日常的、俳句を非日常的、そして死刑囚は言葉を大切にするから、と二人が説明するところも納得です。連赤事件の「坂口弘歌集」などもあるのですね。

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著者プロフィール

1938年東京生まれ。「心の花」主宰。早稲田大学政経学部教授を経て、早稲田大学名誉教授。日本芸術院会員。日本文藝家協会理事。紫綬褒章、読売文学賞などを受賞。歌集に『群黎』(青土社)、『テオが来た日』(ながらみ書房)など17冊。評論集・編著多数。

「2020年 『知識ゼロからの短歌入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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