「アジア」の渚で―日韓詩人の対話

著者 :
  • 藤原書店
2.00
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894344525

作品紹介・あらすじ

民主化と統一に生涯を懸け、半島の運命を全身に背負う「韓国最高の詩人」、高銀。日本語の臨界で、現代における詩の運命を孤高に背負う「詩人の中の詩人」、吉増剛造。二人の詩人の四年にわたる対話の軌跡。

感想・レビュー・書評

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  • 高銀氏は韓国の民主化運動にも積極的にコミットしてきた人で厳しい人生を歩んできた人らしく、たとえば「実際、韓国の植民地時代におけるモダニズムは、いわゆるグラムシのモダニズム有害論とはまた違った、それ自体の実験的な成果とは別に、その当時の過酷な現実から目をそらし、自分自身の空虚な伝説化に没頭していました」と批判し、そこには一面の真実はあると思うけれども、少なくともここでの3年にわたる吉増氏とのやりとりは双方持ち上げあうことに終始し、読んでいても頭の中身がかゆくなるようなふわふわした根拠のない現実離れした言葉が多く、かといって言葉あそびを深めるわけでもなく、その割には言葉についての危機感を訴え、3年後の成長も見られず、期待していたものとは違った。得られたものとしては何で自分がこういう本が嫌いなのかということを考えることができたこと。

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著者プロフィール

高 銀(コ・ウン,Ko Un)1933年韓国全羅北道生。韓国を代表する詩人。道で拾ったハンセン病患者の詩集を読み,詩人を志す。朝鮮戦争時,報復虐殺を目撃,精神的混乱に。その後出家,僧侶として活躍するが,還俗し,投獄・拷問を受けながら民主化運動に従事。2000年6月の南北会談に金大統領に同行,詩を朗読。著書に詩集・小説・評論集等150余巻。邦訳『祖国の星』(金学鉉訳,新幹社)『華厳経』(三枝壽勝訳,御茶の水書房)『「アジア」の渚で』(吉増剛造との共著,藤原書店)『高銀詩選集 いま,君に詩が来たのか』(青柳優子,金應教,佐川亜紀訳,藤原書店)。

「2015年 『詩魂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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