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- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894345171
作品紹介・あらすじ
"知識人不在"が言われて久しい現在の日本にこそ送る、周到な分析で迫る秀逸の書!1894年のドレフュス事件をきっかけに誕生した、"国家理性にあえて立ち向かう文化的・政治的な前衛"=「知識人」。共和政と民主政が定着しつつあったこの時期のフランスで、集団として、社会認識の枠組みとして、政治的カテゴリーとして「知識人」が出現したのは、なぜか。
感想・レビュー・書評
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ドレフュス事件を契機に、自己をマニュフェストした「知識人」のテクスト分析。近代以降、文人/詩人/芸術家の特権階級で占められていた知のカテゴリーに、産業革命で急速な進化を迎えた「科学者」が加わったことで、大文字の科学としての「教養」ヒエラルキー構造が、政治化する知識人と社会的エリートの対立などもからんで、大衆も動員して社会に生成されていく様々なエピソードなど。
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