「知識人」の誕生: 1880-1900

  • 藤原書店
3.60
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894345171

作品紹介・あらすじ

"知識人不在"が言われて久しい現在の日本にこそ送る、周到な分析で迫る秀逸の書!1894年のドレフュス事件をきっかけに誕生した、"国家理性にあえて立ち向かう文化的・政治的な前衛"=「知識人」。共和政と民主政が定着しつつあったこの時期のフランスで、集団として、社会認識の枠組みとして、政治的カテゴリーとして「知識人」が出現したのは、なぜか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • ドレフュス事件を契機に、自己をマニュフェストした「知識人」のテクスト分析。近代以降、文人/詩人/芸術家の特権階級で占められていた知のカテゴリーに、産業革命で急速な進化を迎えた「科学者」が加わったことで、大文字の科学としての「教養」ヒエラルキー構造が、政治化する知識人と社会的エリートの対立などもからんで、大衆も動員して社会に生成されていく様々なエピソードなど。

全2件中 1 - 2件を表示

クリストフ・シャルルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×