ペナック先生の愉快な読書法 第2版: 読者の権利10ヵ条

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894345416

作品紹介・あらすじ

本ぎらいのあなたに贈るフランスのベストセラー作家による、ありそうでなかった"読書術"!"デキの悪い"高校生が、読書によって豊かな人生を歩むには?お話に興味を持ちはじめた子どものお母さん、お父さんから、学生が本を読まないとグチをこぼしている先生まで。小説のように、ユーモアたっぷりに書かれた、本ぎらいのあなたに優しく語りかける魔法の本。

感想・レビュー・書評

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  • 本を読まなければいけないという教義に嫌になった子どもには、ただ本を読み聞かせてあげればいい。

  • 読書は愛!

  • 1. 読まない権利
    2. 飛ばし読みする権利
    3. 最後まで読まない権利
    4. 読み返す権利
    5. 手当たりしだいに何でも読む権利
    6. ボヴァリズムの権利(小説と現実を混同する権利)
    7. どこで読んでもいい権利
    8. あちこち拾い読みする権利
    9. 声を出して読む権利
    10. 黙っている権利

  • 名著だということなんだけど、正直よくわからなかった。ただ、読書することと愛することとは同じだということ。そして、すっごく賛同するのは、「本から排除されうことーは、とてつもなく大きな悲しみであり、孤独の中の孤独である」ということ。

    読者の権利10ヵ条(あるいは読者が絶対に持っている権利)
     ① 読まない権利
     ② 飛ばし読みする権利
     ③ 最後まで読まない権利
     ④ 読み返す権利
     ⑤ 手当たり次第に何でも読む権利
     ⑥ ボヴァリズムの権利(小説に書いてあることに染まりやすい病気)
     ⑦ どこで読んでもいい権利
     ⑧ あちこち拾い読みする権利
     ⑨ 声に出して読む権利
     ⑩ 黙っている権利

  • 本には魔法がかかっていてね・・・(にっこり笑ってウィンク)。

    という息遣いを感じるのであります。

    本を楽しく読むには、自由に付き合えばいいじゃないか!という提案の本。読み飛ばしに、読み直し。途中で本を置いたり、声を出して読むこともOK。本に真面目さを求める人には若干ショックかな?
    楽しみ方に自由を!本はそれだけで、魅力的なんだからね、というユーモア交じりの本です。本好きは是非一度。

  • 林望氏の「知性の磨き方」で賞賛されていたフランスのベストセラー、ダニエル・ペナック氏の著書。
    この本の、読者の権利10カ条というのが、本質をついていて、なかなか深いです。

    <読者の権利10カ条>
    1 読まない権利
    2 飛ばし読みする権利
    3 最後まで読まない権利
    4 読み返す権利
    5 手当たりしだいに何でも読む権利
    6 ボヴァリズムの権利
    7 どこでも読んでいい権利
    8 あちこち拾い読みする権利
    9 声を出して読む権利
    10 黙っている権利

    そう。「読書は贈り物」。
    自分なりの読み方で、豊かな人生を歩めればどんな風に読んでもいいんだなーと思いました。(今までは抵抗があった、「小説の飛ばし読み」にチャレンジしてみるか?)

  • 自嘲しながら、ひらきなおる。

    耳が痛いけど、胸をはれる。

    シニカルな文章から、本への愛があふれてくるので、
    両手をひろげて、受けとめました。

  • 『奔放な読書』の新版

    本を読む時間は、愛する時間と同じように、人生の時間を広げる。

    読者の権利10ヵ条(あるいは読者が絶対に持っている権利)
     ① 読まない権利
     ② 飛ばし読みする権利
     ③ 最後まで読まない権利
     ④ 読み返す権利
     ⑤ 手当たり次第に何でも読む権利
     ⑥ ボヴァリズムの権利(小説に書いてあることに染まりやすい病気)
     ⑦ どこで読んでもいい権利
     ⑧ あちこち拾い読みする権利
     ⑨ 声に出して読む権利
     ⑩ 黙っている権利

  • 1993年の『奔放な読書』の新装版。
    フランスの高校教師でもあり、作家であるダニエル・ペナック先生による機知に富んだ読書論。
    実際に著者は、フランス語の先生として、パリの学校の教室では本を朗読してきかせ、その種類は多岐にわたったといわれる。
    結局、本は、読みたいものを読みたい時に、読みたいように読むのがいいというわけではあるが、教育者として文学者として、そして何より一愛書家としての本に対する情熱が伝わってくる。
    朗読による実践の描写から後半は特に面白く、読まない権利から始まり、飛ばし読みする権利…等々の“読者の権利10ヵ条”が、とにかくふるっています。

  • 読書の楽しみを喚起する本。

    親からの読み聞かせが楽しかった幼い頃と、読書が絶対の正義だと分かっているのに本を読めない成長した人。
    同じ人物なのにどうして読書が楽しいどころか読む事すら苦痛になってしまうのか。

    それは読書に意味を求めるからだ。
    意味とは何らかの報酬(有像、無像)だが、読書とは本来無償なものであり、無償だからこそ楽しいものだ。

    ・・・などなど考えさせられる。

    あと、「読者の権利10ヶ条」も興味深い。
    「飛ばし読み」と「拾い読み」をがんばろう!(*゜ー゜)ノ"

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