商人道ノスヽメ

著者 :
  • 藤原書店
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本棚登録 : 39
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894346932

作品紹介・あらすじ

グローバル化、市場主義の渦中で、"道徳"を見失った現代日本人に贈る、開かれた個人主義=「商人道」のすすめ。

感想・レビュー・書評

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  • 高い倫理感を持ち、儒教につながる武士道的な生き方は、身内集団原理に基づく考えであり、その評価は高い。

    一方、商人道とは開放個人主義原理を道徳としている。

    日本的雇用慣行は、特定の相手との関係を長期にわたって結びつける、身内集団原理を範としている。

    しかし、現在の経済社会の変化に対応するために「相手が誰かわからない市場でお互いが利を得る行為に着目する」商道徳にヒントがあるとするのが本著である。市場では、正直さ、公正さが担保されない行為は非難され、排除される。わけ隔てなく、誠実で正直さを規範とする商人動的な価値観や道徳観が広まることで閉塞感の漂う日本社会を活力あるもにしようという試みは興味深い。

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著者プロフィール

一九六四年石川県に生まれる。一九八七年金沢大学経済学部卒業。一九九二年、神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。経済学博士。
久留米大学経済学部教授を経て、二〇〇八年立命館大学経済学部教授。
現代社会が抱える現実的な問題に強くコミットしつつ、高度な理論性を備えた実力は学界のみならず、近年メディアでも注目されている。
著書に『近代の復権』(晃洋書房)、『「はだかの王様」の経済学』(東洋経済新報社)、『不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門』(筑摩書房)、『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(PHP新書)、『この経済政策が民主主義を救う』(大月書店)、『反緊縮宣言』(共著・編、亜紀書房)、『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(共著、亜紀書房)、『新しい左翼入門』(講談社現代新書)等がある。

「2020年 『左翼の逆襲 社会破壊に屈しないための経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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