「自治」をつくる―教育再生/脱官僚依存/地方分権

  • 藤原書店
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894347090

感想・レビュー・書評

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  • これは、良本。発刊から10年以上経たが、色褪せていない。
    塩爺が存命であったり、この数年後に増田レポートが出ると思うと感慨深い。
    官尊民卑という言葉が何回も出てくるが、とにかく国民・市民が行政や政治に無関心すぎると感じる。自治といいながら、自分の利益関係以外は他人事。田舎の人間は何でも行政に頼る。そういった気質は令和になっても全く変わっていない。
    県庁所在地は新政府の嫌がらせという話は知らなかった。

  • 面白い!

  • とにもかくにも、本を読まないといけない、ということ。

  • 片山:愚民観→税率を議論しない、税率に対して能動的な働きかけのできんない地方自治、自治レベルでも立憲主義が必要だと思うんです。権力を主権者が抑制するとか、タガをはめる仕組みです。学問の世界にも地方自治が本当のステークホルダーからの自治ではなくて国家からみた統治システムという性格が色濃く出ているんです。自由というのは他から制約を受けないけれども、自分でちゃんと律していくということでなければいけない。自分はこんなすごいことができるry毎日言ってまわっている人がいたら絶対鼻つまみものですよね、ところが選挙になるとそういう作業なんです。政治学的に言いますと、民主主義とか地方自治をちゃんとやろうと思ったら、空間と量の制限があるんです。良質の民主主義が運営されているというとだいたい小国寡民なんです。民主主義の仕組みがあるだけでは民主主義は育たない、というパラドクスがあるんです。フランスの政治思想家アレクシス・ド・トクヴィルが言っているんですが、民主主義を支えるためには、民主主義の外の装置がいる。アメリカやろうと教育と宗教の自由な結社。自治というのは失敗する可能性があるry全部は一斉に失敗しないという担保がある。失敗を許容するということが内在されているんです。そうでなければ自治は成り立たないんです。
    増田:官尊民卑の風潮が一番根強く残っているのは北海道だ、と。官尊民卑というのは、一方で依存体質、依頼心ばっかり。
    養老:昔の国がどういう理由でできているか知りたいといいましたけども、国分寺というのがだいたい中心にありますでしょう。ぼくは、一日で情報が届く範囲ではなかったなという気がしているんです。すべてをきちんと論理化して、死者の問題や胎児の問題を表に出して机の上で議論したら答えが出るかという話です。体の一部である脳みその考えてやっているほんの一部が意識です。その意識のさらに一部が学問で、その学問が世界を説明するのはおかしい。葦の髄から天井を覗く。インターネットの中に入っているものは、全部過去です。必ず過去において人間が入れたんです。だから若い人がその中に頭を突っ込んでいるということは、彼らがまったく後ろ向きに生きているということなんです。未来というのはつねに暗い、真っ暗なんです。真っ暗なところに一歩踏み出して行くというのが、生きるということです。
    塩川:自民党にしても民主党にしても、国民の目線と言っている。そこが間違いで、国家の方針を伝えるのではなく、いわゆる利益誘導型の、下部組織の要求を実現するのが政党のようになってきている。

  • 読書を通じて歴史、世界から学ぶ。
    文庫版を発行しているところに頼みたいのは、今の活字を倍にしてほしい。日本の本は決して高くない。
    最近、国益とかナショナルインタレスト、国権という言葉が質問に出てこなくなった。

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著者プロフィール

日本福祉大学社会福祉学部教授
一橋大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。博士(社会学)一橋大学社会学部助手、東京農工大学非常勤講師等を経て現職。『差異と承認――共生理念の構築を目指して』(創風社、2007)

「2019年 『B型肝炎被害とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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