内務省の政治史 〔集権国家の変容〕

著者 :
  • 藤原書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894349346

作品紹介・あらすじ

戦前日本の支配体制の中核とされ、敗戦時のその解体が「戦後」到来の象徴として描かれてきた「内務省」。一八七三年の設置から一九四七年占領下における解体まで、七四年間にわたって、近代日本の行政の中枢に君臨した内務省とは、何だったのか。関係者が残した資料を渉猟し、内務省の権能のメカニズムと、その盛衰のプロセスに初めて内在的に迫った気鋭の政治学者による野心作。

感想・レビュー・書評

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  • 317.21||Ku

  • 黒澤良『内務省の政治史 集権国家の変容』藤原書店、読了。殖産興業と厚生労働から刑事まで--「省庁中の省庁」と称された巨大官庁・内務省。本書は誕生から解体まで74年にわたる足跡を広汎な資料から読み解き、支配の中枢に位置した内務省の実態と権力のメカニズムを明らかにする一冊。

    巨大な権限は行政を超え直接政治を動かし、思想統制の尖兵として機能した内務省は確かに戦時体制の象徴であったが、国益よりも省益(そして省益よりも局益)を優先する構造は弱点となる。内務省のたどった道は決して過去のものではない。本書は日本政治思想史における最新の労作だ。

  • 法経図・開架 317.2A/Ku76n//K

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