内田義彦の世界 1913-1989 〔生命・芸術そして学問〕

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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894349599

作品紹介・あらすじ

一人ひとりの「生きること」に、深く食いこむのが「学問」である。
『資本論の世界』『経済学の生誕』で知られる経済学者であり、『学問への散策』『作品としての社会科学』『社会認識の歩み』『読書と社会科学』等のやさしく深い文章で、常に学問を「一人一人が生きる」ことと組み合わざるをえないものとして問い続けた思想家であった内田義彦(1913-89)。
“学び”のあり方を鋭く問うたその言葉の意味を、約40名が語り、内田義彦の全体像を提示し、いまなぜ内田義彦なのか、その現代性を提示する。
中村桂子/三砂ちづる/山田鋭夫/内田純一/稲賀繁美/宇野重規/片山善博/川勝平太/竹内洋/田中秀臣/花崎皋平/松島泰勝/山田登世子ほか

「よき技術者たらずして百人を殺したものは、よき人間ともいえぬであろう。逆にしかし、『よき技術者』として九十九人を救いえたとしても、一人の人間の生命を意識して断ったといういたみを持ちえない『技術的』人間からは、一人を殺さずして百人を救いうる一パーセントの可能性の探求すら出てこないだろう。その一パーセントの可能性の探求の心こそが、現在の安全設備の欠陥や、さらにその奥にある安全性の考え方そのもの(一般化していえば、現代の科学とその適用の不完全性)に対する認識を可能にもしているし、またその逆なのだ。一人一人の人間の持つ生命の重さの感覚を別にして、人間一般の生命の尊さの感覚は絶対に生まれえない。生命の尊さという社会的な観念に内実を与えるものは、一人一人の人間の生命の尊さに対する一人一人の人間の感覚である。」(内田義彦『学問への散策』より)

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