紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像

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  • ビレッジセンター出版局
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本棚登録 : 62
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894361133

作品紹介・あらすじ

『妊娠小説』で世間を騒がせた斎藤美奈子が、誰も知らなかったヒロインの姿を鮮やかに看破する、待望の書き下ろし第二評論集。

感想・レビュー・書評

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  • ヒロインをどう描くかによって、作った人の女性観がうっかり出てしまうわけか。表現ってコワコワイ。もう素直な心でジブリは観れないな。この紅一点論をもってすれば、プリキュアがどういう位置づけになるのか、ぜひ聞いてみたい。

  • 最初はアニメのヒロイン像に惹かれて読んだのだけど、アニメより伝記の世界のほうがおかしいなと思った。ジャンヌは若くして死んでしまったから老後なんて無い。ナイチンゲールの後半生は体調崩してベッドの上だけど、統計オタクの力を発揮して軍の衛生状態を改善したりなんていうのも知らなかった。キュリー夫人の未亡人になってからのスキャンダルや、ヘレン・ケラーのその後の活動(障害を逆手にとって貢献した)の世界の評価、それを冷静に受け止める彼女も知らなかった。あとナイチンゲールは所詮はお嬢様な家柄だから、一般市民の女性運動には冷たかったとかも意外。ちなみに彼女ら結構、長生き。  私がこう感想書くと、男の人は読みにくい本かなって思うかもしれないけれど、別に女が可哀想って内容ではなく、お互いバカって内容です。

  • オタク文化の中の女子いろいろ。
    ちょっと古いこともあって例示される番組をよく知らなかったんだけど、なるほどとは思う。
    男の女子分析に見られる上から異次元っぷりがないので安心して読める。

  • アニメ・特撮・伝記のヒロインを通して、世の中が求める女性像を解読する。

  • 2007.1/26,2/13-14
    アニメには詳しくないが、楽しく読めた。

  • 偉人のところが一番面白かった。キューリー夫人に興味がなかったけれど、でもでも逆に興味がわいてきました。

  • やおいに関するレポートを書く過程でひもといてみたら、なんともはやおもしろい。一気に読んでしまいました。幼少期、アニメという魅力的なメディアによってわたしたちはジェンダーを刷り込まれているのですね。伝記とからめてメディアによる教育として論じているのも個人的には新鮮でした。

  • 論文ぽいものは苦手だけれど、楽しく読めた。口調も面白いし、図解もところどころあって分かりやすい。

  •  斎藤美奈子さんの語り口は面白い。スカッとする。
     これは、しばらく前に出たものだし、図書館でも待たずに借りられるけれど、最近は図書館に行く元気もなく、仕事帰りに古本屋で購入してしまった。
     私は、小さい頃から、いわゆる「特撮ヒーローもの」が大好きだった。人間型の初恋は『マスクマン』のレッド。アニメでは『パーマン』のパーマン。
     どちらのグループにも、女は一人しかいなかった、確かに。正義のヒーローへの就職は難しそうだ。
     
     今働いてる職場は、男性向け雑誌という特異な状況ゆえに「たくさんの男性と少しの女性」でまわっている。もちろん、女性誌や少女誌では数は逆転する。そういう社会になってきていることは実感できる。だから私は世界が古臭い考えに未だ縛られているとは思っていない。ただし、女の真の敵って女なのだよ。「クインビー症候群」これには納得。激しく納得。
     嫁に行かずに自分で自分を養っていきたいと思っている熱血お嬢さんには必読の書ですね。(2002/12/01)

    ■はい、ここで「クインビー(女王蜂)症候群」の恐ろしさに気づいていたのに、避けきれることなく正面から激突して失敗し、現在やっと念願の「紅一点」を満喫中なのですね。ですが、赤が汚れてもう茶色みたいに変色してる感じですが、何か(笑)?

  • 烏兎の庭 第一部 絵本 12.11.02
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/koitteny.html

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