世界のドア

著者 : ベルンハルトM.シュミッド

• ピエ・ブックス (2005年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[yutakochiさんの感想 · 2023年1月2日]

タイトル通り、世界各地の様々なドアの写真集。
添え書きやコラムなどはなく、写真に写ったドアをただ眺める。
一応、最後にどの国のどの地域のドアか一覧表があるが、ページNo.が振られていないため大変使いにくく、結局は写真に写ったドアをただ眺める。
あの辺の国(地域)かなぁと、ぼんやり当たりをつけながら。

寺院などの歴史的建造物のドアの写真も多く、独特の色彩や細密な装飾などがとても美しい。が、想像力が刺激されやすいのは民家やアパートメントや町の店のドアの方だった。
鮮やかな色でこってり塗られたドア
朽ちかけたドア
清潔感のあるドア
布のかかったドア
蔦に覆われたドア
小さなドア
重たそうなドア……
ドアはどれもぴったり閉まっていて、中は見えない。

色んなドアを見ながら、このドアからどんな女性が出てくるだろうかと想像して楽しんだ。
朗らかな表情だろうか、疲れた顔をしてるかな、
このドアだと開けた瞬間眩しい顔になりそうだ、
どんな服装で出てくるのかな、
急いでいるのか、暇をもて余しているのか、
年齢はいくつくらいだろう、
何か食べ物や包みや生活道具や手に持っていたりするだろうか……
写っているドアよりも、ドアの向こうの生活に興味と想像を刺激される写真集だ。

5歳の娘は、この写真集を見て、大人になったら真っ赤なドアの煉瓦の家(表紙の家)に住みたくなったそうだ。煉瓦と板と赤と白の絵の具はどこに売っているかと聞いてきた。
自分で建てるつもりらしい。

[hatacoさんの感想 · 2012年3月6日]

ドア、扉が好きな人にはぜひ見てもらいたい一作。本当にたまらなく萌えるドアばかりです。

[ひゅうさんの感想 · 2012年2月14日]

ぼくは写真が好きで、ドアの写真をたくさん撮っている。ライバルなのでチェックをした。世界のドアというだけあって、西洋から東洋、中東、南米、あらゆるドアがいろんな角度、視点から撮られている。解説文がないことが非常によい。
ぼくも日本のドアをあつめて、このような本にまとめてみたいものだ、とおもった。

[sweetcakeさんの感想 · 2010年9月19日]

異国情緒あふれる、さまざまな国のドアを集めた写真集です。素朴な木のドアや重厚な錆びた鉄のドア、またカラフルにペイントされたドアや美しい装飾が施されたドアなど、一つとして同じものはありません。あなたも世界のドアをノックしてみませんか？

[sorataさんの感想 · 2022年10月3日]

見ていると、空気や音や物語が感じられるような写真集です

[郁さんの感想 · 2015年11月27日]

『あなたの人生に大きく開かれた数々のドアがあるように』 著者のあとがきもすばらしい〔世界の～〕シリーズで一番好きな写真集。 ドアの向こうを想像する。明るい／暗い，暑い／寒い，乾いた／湿った，騒がしい／静かな，そこにいる（ある）のは何だろう。そのドアは受け入れる／拒むものだろうか。
民家や店舗から寺院，宮殿，城まで。芸術品のようなドアにはうっとりしてしまいます。くすんだ真鍮製のハンドル，厳めしい表情の獅子のドアノッカー。こんなドアがある家に住みたいです。日本の景観に全く合わないのは承知ですけれども。
《2013.12.20》

[ホトケさんの感想 · 2015年9月8日]

気が向くままに世界のドアを楽しめる。
ドアを開けたくなりますな。

[たゆさんの感想 · 2012年6月15日]

ドア。扉。戸。
いろんなドアが沢山なのです。ドアの周りの壁、小物含め、色んな扉がもうたまらんのです。

やっぱり日本のが好きだな～

[もちさんの感想 · 2011年3月2日]

やっと手に入れました。
ずっとほしかった本でした。
素敵なデザインのドアが並び、いろいろ参考になりそうです。

[らむね瓶さんの感想 · 2010年10月11日]

心ときめくドアの数々が載っている本です！
シンプルな木戸から細やかな装飾の扉、古びてて取っ手も取れてるドア。
ノッカーなど。楽しいです