大正・昭和の乙女デザイン―ロマンチック絵はがき

  • ピエ・ブックス
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894447554

感想・レビュー・書評

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  • 小林かいち、竹久夢二、蕗谷虹児、加藤まさを、高畠華宵…大正昭和の乙女のハートをノックダウンした乙女デザインな絵はがきの数々が収録されています。今よりマッチョだった当時「女、子どもが好むもの」として軽く見られていただろう感傷的で可憐な世界観。いいじゃないか。女、子ども上等。かわいいは正義。ピンク色は林家ペー・パー夫妻のためだけのものではないのだ。時代を超えて普遍性を湛えたスタイリッシュな作品を鑑賞していると決して子ども騙しではない意匠に気付くはずだ。

  • 絵にとっても癒されます。

    朧気な絵に気持ちがふわっとします。

    中原淳一・竹久夢二などなど有名な方もいるけど、
    私の中では小林かいちの絵がヒットしました。

    彼の作品をもっと見てみたい。

  • 目次:序 「乙女デザイン」あるいは「女と子どもの発見」/山田俊幸、I 眠り・少女たちの秘密の花園、II 憧れ・花咲く乙女たち、III 歌う・乙女たちと音楽と、絵葉書の版元と意匠/向後恵里子、早わかり[乙女文化]年表/宮内淳子・田丸志乃、主要作家データ/竹内貴久雄

  • 【内容】
    タイトル通り。
    文字はあまりなくプチ画集のような感じ。
    絵はテーマごと→画家ごと。
    最後に、各絵描きの簡単な説明、
    [早わかり乙女年表]アリ。

    【良い所】
    ・全体的にデザインが可愛い
    ・時代の、有名処画家は抑えている感じ。

    【悪い所】
    ・高い
    ・ソフトの割に重い

    【感想】
    寝る前にざっとパラパラ。お香とか焚いて読むと雰囲気あっていいかも。
    相も変わらず、やっぱり夢二の絵に惹かれるワタクシ。
    夢二の画集は、図書館で一冊パラパラみたことあるけど
    もっと見たいナ、とか。
    人物についての本も一回読んでみたい。(美術館行った時、人物について知らな過ぎて)
    夢二の次は中原淳一の絵がサイコーにカワイイ!
    着物姿のオンナノコ達がもうね。こっちもまた画集探してみたいです。
    他の絵描きはそんな惹かれるのはなかったんだけど、
    シルエットに赤!が良いな・・って思いました、お洒落。
    小林かいちさん、高橋春佳さん。
    ノーマークだったけど、またこのテの本読むときは気をつけていきたい。

    全体的にそんな好みなのばっか!って感じでもないけど、
    パラッとみるには、落ちつく本かな。

  • モダンガールをモガって略すんのすげえ
    (可愛くて勉強になりました。)

  • 今みても尚、魅力のあるレトロなデザインの絵はがきが、テーマ別にたっぷり収載されています。

    時代背景や、それを踏まえた子供——とりわけ思春期までの「少女」から婚前の「乙女」達——の憧れ・思想についての、ちょっとした解説もあり、なぜそのデザインが流行ったのかも書かれていて参考になりました。

    大部分を占める少女達のイラストは可愛いけれども寂しげ。
    センチメンタル、ノスタルジック、メランコリック……
    空想じみていて、大人になりきれない。
    そんな乙女たちの、ほぅ……っとした、ため息のような小さな息遣いが聞こえる様でした。

    個人的には
    (敬称略)小林かいち、小林秀恒 、中原淳一
    このお三方のイラストが気に入りました。

    今回は図書館で借りてきましたが、そのうち自分でも購入しようと思います。

  • 2011/10/14読了

    レトロブームもあってか、このデザインは今でも十分通用すると思うけど。ポストカードにして売ってもいいと思う。
    個人的に気に入ったのは、『小林かいち』さん。
    素敵なイラストたっぷりだわ。やっぱ、女の子は可愛くないとね!

    お気に入りのページメモ
    小林かいち
    「桃色の夢」P27
    「若き日よさらば」P37
    「星は悲しむ」P77
    「ある日の舞姫」P133

  • これはよい日本文化

  • 資料番号:011099405
    請求記号:726.5/タ

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著者プロフィール

1947年生まれ。帝塚山学院大学教授。専攻は日本近代文学、大正イマジュリィ研究。日本絵葉書会会長。著書に『アンティーク絵はがきの誘惑』(産経新聞出版)、編著に『大正イマジュリィの世界』(ピエ・ブックス)、『小林かいちの世界』、監修に『加藤まさをのロマンティック・ファンタジー』(ともに国書刊行会)など。

「2013年 『年賀絵はがきグラフィティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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