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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894495098

感想・レビュー・書評

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  • 1943年に初版が発行された「星の王子さま」は、フランスの作家であり、また詩人、そして飛行士でもあるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900-1944)のあまりにも有名な作品である。フランス文学作品の中では最もよく読まれ、翻訳された小説で、フランスでは20世紀のベストブックに選ばれた。本書は250もの言語に翻訳され、年間100万冊、これまでに世界中で2千万冊売れたという、世界中でも類を見ないベストセラーの一冊である。読者は最初にナレーターである「ぼく」が書いた、大ヘビが象を飲み込む絵を見る。しかし、大人にはただの帽子にしか見えない。「ぼく」は大人に説明しようと、ヘビの中に象の絵を描いたりしてみせるが邪険に扱われてしまう。それで「ぼく」は飛行士になろうと決意したのだ。ところが「ぼく」はサハラ砂漠に不時着してしまった。そして目の前に現れた星の王子さまに、ヒツジの絵を描いて、と頼まれる。けれども「ぼく」はヒツジの描きかたを知らないので、仕方なく先に書いたヘビと象の絵を見せた。「ぼく」がおどろいたことに、王子さまはそれが何なのかぴたりと言い当てた。そして「ぼく」は何度もヒツジを描こうと試行錯誤したあげくの果てに、上手く行かないので代わりに箱の絵を描いた。そしてヒツジはその箱の中にいるのだと言うと、王子さまはとても喜んだ・・・・

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著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

サン=テグジュペリの作品

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