作品紹介・あらすじ
大ヒット作『あなたの会社が90日で儲かる!』の続編、ついに登場!実践マーケッター・神田昌典が、"もっと"あなたを驚かせます。
感想・レビュー・書評
絞り込み
-
「どうしたら、お客をファンにすることができるのか」そんな疑問をこれ1冊で解決!
前作「あなたの会社が90日で儲かる!」では、どうやったらお客が集まるのかが書かれていた。
今作では、お客を集めた後にすること、「どうしたらお客がファンになるのか」
お客をファンに育てる仕組みについて書かれている。
-
-
どんなビジネスでも当てはまる法則、
1、費用効果的に、見込み客を獲得する
2、見込み客を、既存客にする
3、既存客にリピート購入してもらう
目の前の人に売るのは交渉、説得術
目の前に引っ張ってくるのが、広告宣伝。
不安を煽る、報酬を煽る、
お試しより、無料モニターと言葉を変える。
需要があっても、欲求がないと弱い。
欲求は文章で煽る。
クロージングタイミングのはなし。
相手が欲しくない時に売り込みをしないこと。
カフェで、ど下ネタをしない!
部屋に呼ばれたら、カッコつけて我慢せず抱く!
相手が欲しい状況で、欲しい行動を取る。
顧客をリピートさせるために、教育する。
ポイントカードではすぐ限界。
顧客にファンになってもらうには、
購入の満足度、ライバルとの比較優位性、
サービスに思いを寄せる時間、がポイント
購入後には後悔が来る、バイヤーズリモリーズ
購入後3日後に再度お礼、
7日後にサプライズプレゼント、
17日後に更にサプライズプレゼント+アンケートのお願いなど(プレゼントが自然になる)
成功者でも10回に8回は失敗している。
行動することあるのみ!
-
-
たまたま手にとった著者は、勝間和代さんがキャリアアップの参考
にしていたという神田昌典さんの本だったため、ちょっと興味が高かった。
この方のサラリーマンをやめてからの成功体験。
自身で書いたレポートを雑誌社に売れたときのブレイクぶりには、
かなり驚くが、やはりそれまでに勉強してきた
背景知識があってこそなのだと思う。
この本自体は、前書『あなたの会社が90日で儲かる』の続編で
引き合い客との関係をどう強固にするか
がメインのため、
どうやったらお客が気にしてくれるか
については、前書を参考にすること。
著者いわく『実践は、瞑想より100倍かっこいい』のとおり
自身が明日から何をするかが大事。
以下、気になったキーワードをメモ
○ビジネスのシンプルなしくみ
・費用効果的に見込み客を獲得する
・その見込み客を既存客にする
・その見込み客にリピート購買してもらう
○2つのスキル
・目の前にいるお客に、買ってもらうのに必要なスキルは、説得術
・俺の目の前に、お客を引っ張ってくるのに必要なスキルは、広告宣伝
○興味のないお客に買ってもらう設計図
第1ステップ キーマンに手をあげてもらう無料サンプルの提供
第2ステップ 低価格サービスの提案。キーマンにとってハードルの低い価格で取引開始
第3ステップ ○○システムを提案
○お客は、自分にしか興味がない
広告には、「あなた」が主語になるメッセージを考える
○ビジネスは、掛け算
新規顧客の獲得
= (1) すぐれた商品・サービス
X (2) 見込み客を集める知識
X (3) 制約するための知識
○設計図でよくある間違い
(1) 相手が欲しくないときに、売り込みをすること
(2) 相手が欲しいときに、売り込みをしないこと
女の子がわざわざ、アパートに呼んでくれたにもかかわらず
部屋の前で、恋愛論を語るようなことは、しないこと
○お客さまの獲得は、彼女のGetと同じ
(1) 初デート後は、帰ってから速メールでお礼
(2) その日に電話でお礼。来週のデートをとりつける
(3) 突然のビックリプレゼントで彼女のハートをGet
(1) 新規顧客獲得後、早めにお礼状を出す
(2) 購買日より1週間後に、もう一度手紙を送る
(3) 最後に、顧客との関係を確固たるものにしていくために
思いがけないギフトを贈る
この手順を21日間の間に実施する
-
神田さんは「頭でっかちになると、数字(結果)の分析の方に関心がいっちゃう(しかし)社員が30名以下の零細企業にとっては、まったく必要ない」と言い切っています。むしろ「お客をを増やすシステムの構築を、効果的に進める、感情マーケティングが必要」と説いています。
私は、ここを読んで、実は大企業と言われている会社も、もっとお客を増やし、ファンになってもらうことを考えないとダメなのではないか?と思いました…。
《集客は、あなたとお客とのコミュニケーションである。そしてコミュニケーションがうまくいくと、あなたの思いが伝わって、集まる人が増えてくる。お客さんが、あなたの会社のファンになっているということだ。そういうファンが増えたとき、ビジネスは本当に楽しい。快感である。》
ビジネスを支えるのは、お客さんへの誠実な気持ちなのね。①費用効果的に見込客を獲得する。②その見込客を既存客にする。③その既存客にリピート購買してもらう…神田さんが提唱するビジネスの仕組みは、その会社が提供するモノ、コトが良いことが前提!!
-
あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむの続編です。
装丁は、ショッキングピンクから、南国の空みたいなブルーになりました。
やっぱ目立つ、、、
前作に引き続き、認知不協和の仕掛けですよ!^^
前作『あなたの会社が90日で儲かる』の成功
『あなたの会社が90日で儲かる』は
発刊6ヶ月で5万部売れたそうです。
マーケティング関連書は、3000部も売れれば上出来とされているそうなので、ダントツですね。^^
神田昌典さんは今でこそ有名ですが、この本を出したときには無名でしたから、
まさに”感情マーケティング”の勝利ですよね。
できるだけ早くたくさん失敗すること
神田昌典さんが本の読者に約束できることが一つあるそうです。
「必ず失敗しますよ」
え~!?失敗?、、、失敗したくない、、、汗
でもそうじゃないんです。^^
失敗というのは1つのデータなのです。
例えば広告を出したとき、ダイレクトメールを出した時に反応が取れなくて失敗したことは、
「あるメッセージをお客に投げかけたときに何%のお客さんが反応してくれたのかというデータにすぎない」のだそうです。
要はデータを積み重ねていくことに価値があるんですね。
「失敗するのは当たり前」
「できるだけたくさん失敗するといい、それもなるべく早いうちに、お金がかからないうちに失敗するのがいい」そうです。
成功するためには、とにかくはじめの一歩を踏み出すことがなによりも重要だと。
行動しなければ何も変わらないですね。
売れる広告と売れない広告
前作『あなたの会社が90日で儲かる』にも少し書いてありましたが、
売れない広告とは、イメージ広告、
売れる広告とはレスポンス広告です。
レスポンスは反応という意味です。
例えば、
”無料サンプル差し上げます”
”無料モニター募集中です”
”お試しキャンペーン実施中”
といった”オファー”(提案)のある広告です。
お客さんから、電話なりメールなり資料請求なり、(現在だとオンラインでメールアドレス記入ですかね^^)
お客さんからの反応があるので、反応率を計測できる。
お客さんに「私、興味あります」って手を挙げてもらうことができるんです。
神田昌典さんは、イメージ広告のいいところといえば、
社員の福利厚生に役立つかな〜とか
社長の愛人を喜ばせるのに最適じゃない?とか、結構なけなし具合で笑えます^^;
大企業以外はイメージ広告はやってはいけないのです。
口コミの時代
商品情報があふれて、何を選んだらいいのか消費者が判断できなくなっている時代。
メーカーが、FC(フランチャイズ)形式で販売代理店を募集して、
商品の売り上げじゃなくて販売代理店の加盟料で儲けているって話がすごいです。コワイです。
代理店を募集するときに
「口コミで大人気です」といった切り口で誘って募集することがよくある手口なんだそうですが、
(信じちゃいますよね^^;)
そもそも口コミで売れる商品と、売れない商品というものがあるので、
「口コミで売れてます」っていうのを信用して、「そんなに人気商品なら儲かるぞ」って判断しないほうがいいよ、ということです。
またフランチャイズ契約するときには、
本部が集客のノウハウを持っているかを必ずチェックすることが大事。
商品や会社の良さを強調するだけのところは要注意だそうです。
退職金をつぎ込んで、第2の人生を歩もうと思ったのに、そのような会社にひっかかってしまったら、、、
コワイですね、、、
石を投げれば上場計画中
「数年以内に上場を目標としています」という起業家が多いとか。
その中には、ニセモノのベンチャー企業も多いそうです。
”計画だけなら誰でもできる”、ということですね。
「事業を起こすのにお金はいらない」と神田昌典さんは書いています。
資金が10万円しかなくても
10万円を100万円にできるのが本当の起業家だと。
資金を集めてそれを食いつぶしていくのがニセモノ。
10億円を100億円にするのがホンモノだそうです。
それでもどうしても開発資金のいる業態の場合は、
お客さんにモニターになってもらう方法を提案しています。
投資家を集めるよりお客さんを集めるほうがラクで、しかも近道なんだそうです。
”ビジネス会話の裏事情” っていうのがおもしろいです。
1つだけ引用すると、
[表] 「上場を予定しています」 → [裏] 「私、宝くじもっています。当たりますよ」
宝くじ当たらないよ〜^^;
ビジネスは足し算ではなく、掛け算。
どんなに優れた商品があってもお客さんを集められなければ、売り上げは0です。
お客の感情に沿った階段
お客さんがまだ欲しいと思っていないときに売り込みをすると、もちろんダメだけど、
お客さんが欲しいときに売り込みをしないこともダメです。
って当たり前のことを書いているようですけど、
多くの人が間違いがちなポイントなんだそうです。
やるときゃやる、、、です。^^
反応率で成否を決めてはダメ(ダイレクトメール)
ダイレクトメール1000通出して、10件の反応があった。
これは成功か失敗か、、、
たった10件か、、、って思った?ブ、ブー
・ダイレクトメール1通出すのに150円の経費がかかったとする。
・1000件通で10件だから、1万5000円でお客さん1件獲得です。
・お客さんはリピート購買で1年で5万円の粗利をもたらしてくれる。
これは失敗ですか?って話です。
18年前の本なので、ダイレクトメールの実例だけど、オンラインでも同様ですよね^^
21日間顧客感動プログラム
人は21日間の中で同じことを繰り返すと、習慣化するんだそうです。
21日間をすぎると日常化しちゃうそうなんです。
だから、お客さんとの関係が作れたら21日間が勝負です。
実際にこのプログラムをやってみた結果が公開されています。
実際に新規顧客の再購入率が格段にアップしていて、その効果を物語っています。
顧客感動プログラムは、お客さんとの人間関係を重視した方法です。
決して難しい方法ではないです。
そして実行すれば結果が出るすごいプログラムです。^^
人は感情で動くんです。
もちろん21日が過ぎたあとも定期的にコミュニケーションをとり、お客さんを会社のファンにしてしまうのですよ。^^
お客さんを育てるマーケティングですよ^^
-
基本的には前作と同じ内容です。時間がある人は見ても良いかもしれません。前作は最高です。
-
・21日間顧客感動プログラム ①御礼状を出す ②「賢い買い物をした」アフターセールス ③思いがけないギフト
-
前作ピンク本の続き。
ピンク本の内容を復習しながら、見込み客→既存客の流れを作る方法に重点が置かれていた。
こちらは、既存客→リピーター→ロイヤルカスタマーの流れを作る方法に重点が置かれている。
2冊読む事で__。
1,見込み客をリストアップ
↓
2,見込み客の感情の引き金を引いて既存客へ
↓
3,21日間感動プログラムで既存客をリピーターへ
↓
4,教育プログラムでリピーターをロイヤルカスタマーへ
__全体を深く理解出来る。
神田昌典の作品
この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。