なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894512085

作品紹介・あらすじ

遂に上陸したコールドリーディング!TV・雑誌でも活躍中のコールドリーディングの第一人者が初公開するコールドリーディングの決定版!セールス、面接、接客、転職・就職、プレゼン、メール、クレーム対応…など、仕事・恋愛・プライベートあらゆる場面で「今すぐ使いたくなる」未公開テクニック満載。

感想・レビュー・書評

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  • コミニュケーションのノウハウ(HOW TO本)の本であるが、逆に相手のゆうことを鵜呑みにしないって観点からも参考になった。オセロ中島みたいに・・・
    人間の悩んでいることはつきつめると以下の4つに絞られるとのこと
    ①人間関係 ②お金 ③夢・目標 ④健康

    これをお客様に当てはめると
    ①人事 ②資金 ③事業理念・計画 ④事業承継対策

    であるが、著書では①人間関係が悩み(最終的に)の全体の8割を占めるとのことであり、会社も最終的には人事関係の経営者の悩みが一番多いのも理解できる。
    上記の視点からお客様が、何を悩んでいるか?をいつも気にして欲しい。

    相手から信頼されるノウハウとしては、
    ①ラポールを築く(信頼関係を築く)⇒まず自分の心を開く(相手は自分の鏡)
    ②ストックスピールで信頼関係を深める⇒誰でもあてはまるような悩みを相手に示す
    ③悩みのカテゴリーを探る⇒4カテゴリから推察
    ④悩みの核心にせまる⇒否定疑問系で質問 「何々されていませんよね」
    ⑤未来を予想する⇒サトルプリディクションを使う、近いうちに☓☓があるでしょう。

    を使って、相手にこの人は分かっている!っというイメージをもってもらう。
    いいイメージ(信頼)ができるとますます信頼を築ける(オセロ

  • 戦略的に人を動かすための方法論の例。
    戦略的な営業などを目指すのであれば実施するという方法もある。
    これをやるためには何を推すか何が優位点かというのも把握しておく必要があるためそれを考えてこれらを考えるというだけでも優位になると考える。


    p.39 ダブルバインド
      1.Aをすることは、お願いするまでもなく、もう決まっているという前提にたつ。
      2.そのうえで、Aの具体的なシカについていくつか選択肢を提示する。

    p.45 相手に心をひらかせる
    こころのなかで両手がぐ~と伸びて、お客さんの両肩に触れる様子をできるだけリアルに想像する。

    p.106 初対面の相手から信頼される方法「営業編」★
    1.ラポールを築く => リラックスした関係を築く
    2.ストックスピールで信頼を深める
      「誰にでもあてはまるようなリーディング」
      =>天気よりは相手の会社/業界についての最新一般論 
       「xxは当たり前になってきて、御社はその最先端。xxの概念も以前とはだいぶかわってきているんじゃないですかね?」
    3.悩みのカテゴリを探る=> 客のニーズのカテゴリを探る
      一般的には4つのどれか(人間関係、お金/豊かさ、夢(目標)、健康)
    4.悩みの核心に迫る=> 具体的な提案に
    5.未来の出来事を予言する=> 次回のコールにつなげる
      「社長、おそらく、社員の方にも何らかの研修に自費で参加している。そういう声を直接きくといいと思います」

    p.137 会議やプレゼンで主導権を握る
    サトルティの利用★
     商品説明するときは左手のジェスチャー。他製品のときは右手。
     一般論での必要点(短時間で最大の効果をあげることのできる研修プログラムが求められています)を左手のジェスチャーと共に。

    p.156 上級テクニック
    ミスからヒットを生む ダイナミックフォーキング
     嘘も簡単に見抜ける マルチプルインプリケーション
     相手の記憶を消す  ストラクチャードアムニジア

  • ・相手に「NO」と言わせないテクニック、
    悪い例 
    「これから遊ぼうよ」
    「(「NO」)今日は忙しいから」

    「NO」と答えられない言葉の使い方をすればいい。


    良い例
    「食事しようか、それとも飲みに行く?」
    「でも時間がないから」
    「じゃあ、お茶だけ軽く行こう」

    相手の頭の中に最初に「NO」の旗が立たない。そうすると”「NO」ありき”ではなく、ちょっと”ゆるい”態度になってくる。



    ・心には入り口がある。人間には得意な側と苦手な側がある。人に入ってきてほしい側と、入ってきてほしくない側がある。例えば、カバンを下げてない側が心の入り口です。


    ・相手の記憶を消す。 直前まで話していた内容をまたじっくり話し始める。


    ・そもそも恋の相談を持ちかけてくる人というのは、本当は他人のアドバイスなど求めてはいないのです。自分の考えを後押ししてくれるひと言が欲しい。ちょっとだけ応援してくれる人が欲しい。そういうものです。
    「…って、普通の人だっだら言うよね」

  • 「なぜ、占い師は信用されるのか?」
    占いはマジックみたいなものなので、個人的には「信用すべきものなのか?」という疑問はありますが、「なぜ占い師を信用して(騙されて)しまうのか?」というタイトルならしっくりきます。
    この本では「コールドリーディング」を使った相手との信頼関係の作り方や、よくあるテクニックを惜しげもなく披露してくれている本で、「占い師」ってこういうテクニックを使って過去を言い当てたり、未来を占っているんだな〜」というのがわかるので、きちんと理解しておけば、たとえやり手の詐欺師や怪しい宗教なんかにも冷静に対処できるかもしれません。とても参考になりました。

    また、この本ではそんな「コールドリーディング」をビジネスやプライベートでのコミュニケーションに応用する方法も書かれていて、それはそれで興味深いのですが、読み進めていくなかで、いちいち相手に探りを入れたりしないで「あなたは何に困ってますか?」とストレートに聞けばよくね?と疑問に思うこともありました。
    相手の潜在意識に問いかけることで、より的確なニーズが得られる、というのはあるかもしれないですけどね。本書にも「観念運動」という本人が意識する前に身体が反応してしまう現象があると書かれていたので、相手のそういった反応を的確に捉えることが占い師でも営業でも有利になるのでしょう。

    相手のことに興味を持ち、よく観察してして理解しようとしてくれる人は信用されるというのがこの本を読んだ私の結論です。

  • 悩みには4つのカテゴリーしかないとして次の4つに区別化してます。
    ①人間関係
    ②お金(豊かさ全般)
    ③夢(目標)
    ④健康
    この分類を知った上で、さらにコールドリーディングのテクニックを駆使していく。

    相手がカバンを下げてない側が、心の入り口。そちら側に立つ。

  • Aすることは、お願いするまでもなくもう決まっているという前提に立つ。その上で、Aの具体的な仕方について選択肢を提示する。
    ×デート行かない
    ○食事する?飲み行く?

    サトルネガティブ
    あなたは猫を飼っていませんよね?
    ⇒YesでもNoでもいけるw

    嘘を見抜く方法
    嘘じゃない時
    「昨日、何か面白いことあった?」
    「ううん、別に。あなたは?」
    「別にないなあ。」

    嘘の時
    「昨日、何か面白いことあった?」
    「え?何で?」
    「何かあったのかなと思って」
    「別に、何もないよ」
    1.何で?と返してくる
    2.話題から逃げたいので、あなたは?と聞き返してこない

  • 「信頼関係」を作るための会話、心理テクニックであるコールドリーディングについて紹介されている1冊

    タイトルにある「なぜ、占い師は信用されるのか?」の言葉どおり、カリスマ占い師が実際にどのように信頼を獲得し、話を展開しているかの一例も交えながら話が展開されています。

    テクニック本なのでいきなり実践するのは難しい部分はありますが、内容自体はわかりやすく、すぐに試すことが出来るものが多くありました。

    誇張されている表現が所々に見受けられましたが、実践し効果を実感することで再読時の評価はあがる1冊だと思います。


    【私的読書メモ】
    ・信頼関係を作るのが何より大事
    ・自分自身を信じなければ信頼は与えれない
    ・心に入ってくるものには鈍感
    ・悩みは「人間関係」、「お金」、「仕事」、「健康」のどこかのカテゴリに入る

  • 実用的に使ってる人って無意識だろうけどいるよね。

    ”ダイナミックフォーキング”(体の反応をみて対応する)
    なんて、コントのネタみたいだと思います。
    しかも、実用的な対応方法が「…って普通の人だったらいうよね?」
    っていうのもコントっぽい。

    おなじ感じで
    ”ストラクチャードアムニジア”(忘れさせるテクニック)
    話を巻き戻して、ミスを忘れさせるっていうのもよく見る気がします。

  • 占い師はなぜ信用されるのか、それは当たることしか言わないから。
    当たり前と言えばそうですが、それをそう見えないようするのがスキルとも言えるのでは...
    いろいろ応用できるスキル満載です。

  • コールドリーディングとは、「言語的・心理的なトリックを使って、初対面の人の心を読み、未来の出来事を予言すること」らしい。
    ちょっと言い方を変えるだけで相手の反応が全く違ったものになるというのは面白い。

    コミュニケーションの技術は、人間関係を円滑にするもの。
    占い師というのは、相手の深層心理をくみとり、背中を押してあげる才能に長けているのかも。

    <font color="blue">「何かを当てて欲しいのではない。ひとりの人間として自分を尊重し、向き合ってくれる誰かを私たちは求めているのです。」</font>
    という言葉に納得!

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著者プロフィール

1963年東京都生まれ。パーソナルモチベーター。2008年に東京国際フォーラムで開催された単独講演には5,000人が参加。ベストセラー著書は『ダメな自分を救う本』(祥伝社)『「心のブレーキ」の外し方』(フォレスト出版)など。11年ぶりの新刊『私の中の邪悪な感情をどうしよう?』(祥伝社)が話題に。

「2022年 『大切なキミに贈る本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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