論理的なコトバの使い方&文章術 頭をスッキリ整理するスキルが身につく!

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894512177

感想・レビュー・書評

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  • 論理的な文章のつくり方とは、前後の文面を見ながら書き進めて行くことである。 自分自身で文章を書いていると最初の文面と後半の文面の意味合いが合わなくなったり、意味に矛盾が生じてくる。 そいう現象を無くすためにも論理的に文章そのものを考えながら進めて行く方法を築きたい。

  • わかりやすかった

    日頃から意識することが大切

  • 論理的な伝え方をするための方法について書かれているが、真新しいものはない。
    主語と述語のみで伝えるトレーニングや、要約する癖をつけるトレーニングなどが紹介されていた。

    具体的行動
    ・自身の作ったプレゼン資料の伝えたい内容、会議での他者の発言に関して一言で要約(言い換え)する

  •  昨年、金田一秀穂との対談集で著者のことが気になり『論理思考力をきたえる「読む技術」』を読んだ。時を同じくして予約していたものがようやく回ってきた。こちらほうが人気の書なのだろうが、よりビジネス本的、How to的で、さほど響かなかった(そんな予感もしていたが)。

     本書は、著者が編み出した「論理エンジン」を用いて、論理的な文章理解と文章作成が、そして会話ができるようになるという指南書。
     まぁ、言ってることは正しいしんだけど、普通に社会人生活を送って、普通に読書している人なら、さほど苦労せずに身に付けているスキルのような気もする。
     学生向けの本ではなく、社会人向けのような内容だけど、読者層の対象がよく分からんなぁ。


     ちょっと面白かったのは、文章を八頭身のバランスのとれた肉体に喩えてたところかな?
     頭蓋骨(主題)と背骨(論旨)はひとつ、あとは肉付け(修飾)、四肢にも骨と肉はあるが本筋ではない。決して胴体より指先に肉が余分についてるということはない(あってはならない)ってのは、なるほどね。

     でもだからといって胴体のほうにもバランスよく肉は付けないとね・・・となぜか昨今の己の体型を思って読んでたりもした(苦笑)

  • 受験国語の技術

    論理力を身につけるには
    ①よい文章は読むこと
    ②規則に従って日本語を書くこと
    ③日常の中で規則正しい言葉を使うこと

    論理的文章のルール
    ①主語と述語で要点をつかむ
    ②言葉のつながりを見る
    ③文と文のつながりを見る
    ④因果関係を見る
    ⑤イコールの関係を見る
    ⑥対立の関係を見る


    イコールの関係をどのように追うかの技術の説明するが欲しい
    要点が書かれるのは冒頭が最後、などのヒントになる言及が欲しい
    指示語のスキルについての言及が欲しい

  • この本に載っていたワークは全部やってみました。
    が。。。半分もできなかった(;^_^A
    私は文章を読むときに、論理や構成を考えずに読んでいたってことを思い知らされました(ノ_-。)
    少し勉強した後で、もう一度ワークをやってみたいと思います!

  • 大学受験の勉強をしたのは数十年前のことですが、現代文が苦手だったのは記憶に残っています。マークシートから解答枝を選択する時、いつも最後の2つか3つで迷っていました。

    この本は伝説のカリスマ現代文講師である出口氏によって、論理的なコトバの使い方や文章術について解説された本です。印象に残ったのは、主語と述語の文章の幹を把握したうえで、他の言葉がどのように関係しているかを捉えながら文章を読み進める、あるいは書くことの重要性を述べていたことです。

    仕事では日本語よりも英語を書く方が多いのですが、主語と述語を明確にすることは英語でも日本語以上に大切だと思われますので、この本に書かれていることを参考にしていきたいです。

    以下は気になったポイントです。

    ・何か大事件があって、変身したわけでなく、毎日使っている「言葉」の使い方を変えたから(p7)

    ・書き言葉を正しく使えない人は、おそらく筋道の通った話し方ができず、本人はそのことさえ気づいていない(p28)

    ・仲の良い友達と喫茶店で話している場合、話の中身よりも二人で話すこと自体に目的がある、そのときの言葉は「愛撫の言葉」(p37)

    ・あなたがもし仕事で思ったよりもうまくいかないと感じているなら、言葉の使い方を少し変えてみることが大切(p38)

    ・論理力をつけるには、1)よい文章を読む、2)規則に従って、日本語を書く、3)日常の中で規則正しい言葉を使うこと(p48)

    ・論理的な読み方→論理的なまとめ方→論理的な書き方(p55)

    ・一文の要点となるものの代表は、主語と述語(p56)

    ・会話でも、最初の話題を提示すべき(p124)

    ・抽象とは「共通点を取り出す」をいう(p132)

    ・どんな長文でも肉がついているだけのことで、骸骨にすれば難しくない(p173)

    ・要約力を磨くには、いい文章をノートにストックして、その要約を書くことが一番(p175)

    ・人間とは、このように環境をコントロールすることで、いくらでも自分を変えることができる(p223)

    2012年3月11日作成

  • 働き始めてから出口の国語に再開するとは。
    文章を書く機会のある人は一読の価値ありです。
    つまりみんな読むといいということです。

  • 著者は予備校現代文講師。キャッチコピーはありふれているが、中身はなかなか良い。
    現代文が分からない、という漠然とした悩みを抱える受験生には一読を薦める。

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著者プロフィール

関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。
現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、
受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ており、著書累計数は1300万部を超える。
また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、
多くの学校に採用されている。
著書に『出口汪の「最強!」の記憶術』『出口のシステム現代文』
『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、
『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)
『ビジネスマンのための国語力トレーニング』(日経文庫)、『源氏物語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、
『頭がよくなる!大人の論理力ドリル』(フォレスト出版)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。
小説に『水月』(講談社)がある。

「2019年 『何が教育をダメにしたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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