頭の回転が50倍速くなる脳の作り方

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894512641

作品紹介・あらすじ

脳は鍛えても頭は良くなりません。だから、脳を作りましょう。最先端の脳機能科学から見たもっとも効率的な速読術、記憶術、勉強術を初公開!仕事、語学、資格試験、試験勉強、スポーツ、子育て…など。ネットで話題の「英語脳のつくり方」もわかる!脳のことはここまで解明されている。

感想・レビュー・書評

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  • 学びは以下。

    • 頭の良い人の決定的な違いは、「高い視点を持てるか」ということです。

    • いかに触れられない世界を自分の身体で触っているかのように感じられるか。その世界をまるで今目の前にある世界のように手で触れ、舌で味わい、身体で感じることができ、さらに操作できるのがIQなのです。

    • クリティカルエイジとは、遺伝的に決まっているそれぞれの器官のそれぞれの機能の発達の年齢のことを言います。たとえば、言語であれば8~13歳くらいまでに母国語としての言語の習得が止まってしまうと言われています。

    • クリティカルエイジはあるが、クリティカルエイジは克服できる

    • 今まで体感したことや学んだことを、きちんと抽象化できていれば新しい学習が圧倒的な速さでできるようになるのです

    • どのレベルまで抽象度を上げればいいのか? 私が進めているのは、「過去に学習したもの」と「新しく学習したいもの」とが共有する1つ上の次元まで抽象度を上げるのです。この1つ上の次元をリースト・アッパー・バウンドといったりします。

    • 「とにかく子供には小さい頃から、物事のからくりを説明させていたんだ。何でもいいけどね。信号で止まると、『何でクルマは信号でとまらなきゃいけないんだ』って質問をする。そうすると、子供が一生懸命説明する。とにかく世の中に対して説明をいつもさせていたんだ。」 説明原理を与えるということは、1度事象を抽象化が必要ですから、抽象思考をするのと同じことなのです。知識を暗記するのとは全然違います。試験勉強よりもずっといいと思います。

    • 新しい脳を作るためのステップは、
     リラックス状態を作る
     コンセントレーション状態を作る
     超並列脳を作る

    • 物理的に肩がこっているとか、「ぶーっ」と車が来て心臓がどきっと一瞬した、というのは物理空間の臨場感になってしまいます。この中では高い抽象空間は生まれません。

    • 逆腹式呼吸や筋肉の1箇所から弛緩させてだんだん全身に広げていく。自分の手足を自分で引っ張りあげてどてんと落っこちることを確認する。それが本当の意味でのリラクゼーションです。

    • ここで言うコンセントレーションの方法は、とりあえず何か1つのことだけに意識を集中させます。するとその1つ以外は全部無意識状態になります。

    • 脳が無意識状態になると、逐次処理している意識のボトルネックがはずれ、並列処理の超並列脳に変わります。この超並列脳を現代人は使えていません。

    • お勧めするやり方は、リラックス状態を作った後に、自分で目をつぶって、おでこのどこか1箇所だけをじっと見る。その1箇所だけをずーっと凝視するだけでよい。目をつぶったまま眼球を上に向けるのです。そうすると、人間の脳は超並列的に動き出します。

    • どんなに速読を勉強しても、世の中のほんの一部の知識すら手に入れることはできない、ということ。だから、IQの上がった「新しい脳」を作ったほうが速いということです。抽象度を上げたIQの高い「新しい脳」を作れば、「知らないことが、あたかも知っていたかのように認識できる」ようになるからです。

    • 抽象度を上げるには、まず、目の前にあるすべてに説明や解釈を重ねる。1度目をつぶって、目を開けた瞬間に先程の説明や解釈全てが目に飛び込んでくるようになる。これを繰り返すと、いつのまにか抽象度の高い思考が身についています。

    • ついで、共感覚を作るトレーニングをします。共感覚とは、「ある感覚を別の感覚に置き換えてみること」です。例えば、ある音を聞いたときに「この音は赤だ」といった感じです。

    • 最後には、自分の過去を抽象度高くイメージし、次いで将来のなりたい自分のイメージを抽象度高くイメージし、それをつないで行ったり来たりする。最後に、抽象度を下げて、しっかりと気持ちの良い感覚を身体で感じること。しっかりと地に足をつけて自分の身体で感じることで、抽象度の高い問題解決が現実世界に反映されるのです。

  • この本の内容を理解出来、さらに実践して成功するのは難しい。人より50倍頭の回転が早くなるのがそう簡単にできると思ってこの本を読んだら、多分撃沈するでしょう。でも効果は実証済みと著者が書いているので、頭が良くて出来た人はこの本を褒めるでしょうし、逆もありですね。

  • 英語の習得から集中の仕方、速読からスポーツまで幅が広い視野で
    語っている 脳を鍛えるということはどうゆうことか
    哲学から技術論まで書かれている
    抽象度を上げるという言葉が良く出てくる
    なんとなくはわかるが少し理解しがたい
    雰囲気は分かるが突き進んだら実現できるのかが
    ぴんとこない 

  • ◆著者はオウム真理教信者の脱洗脳を手がけたことで有名。フォトリーディングと共通するような考え方が紹介されていて、リラックスして集中するとき、最も高い能力が発揮できるという。本を読むときはページを写し撮るように読むことを推奨している。また、外国語の習得方法については、抽象度を高めて日本語脳を活性化させずに理解する、というもの。

    ◇その世界をまるで今、目の前にある世界のように手で触れ、舌で味わい、身体で感じることができ、さらに操作できるのがIQ

    ◇今まで体感したことや学んだことを、きちんと抽象化できていれば新しい学習が圧倒的な速さでできるようになる

    ◇IQの高い「新しい脳」をつくる最初のステップ?リラックス状態をつくる?コンセントレーション?超並列脳をつくる

    ◇本の全体を一気に読むほうが、抽象化された認識(ゲシュタルト)を生成しやすく、理解を深めやすい

  • 苫米地氏の本は2冊目。
    書いてあることは、以前読んだ本とそれほど変わっているわけではない。
    が、最後のダヴィンチプログラムは新しい。
    文章からかなり高みにいるようではあるが、実際にトレーニングに効果があるかは疑わしい。本を賞賛する人はいても、成果が出たという人はいない。

  • 東京MXの「博士の異常な鼎談」のゲストだった苫米地氏の経歴(トビ級)、自信満々さに興味を持ち、図書館で借りた。
     「脳の能力の何億分の1も使われていない」が衝撃だった。ごめんね、私の脳・・・。
    おまけに、「脳を鍛えても頭は良くならない」らしいです・・・。何もやらないよりはマシ程度だそう。
     頭の回転を良くする為のポイント
     ・リラックス(風呂に入ってるイメージ)
     ・集中
     ・超並列脳
     ・高い視点を持つ

    折角の高性能(なはず)な脳、使わない手はない。使いこなすのも難しいけど・・・。
    (2010.1.6読了)

  • 「日本語」で英語を考えるのではなく、「言語」という抽象度が一段高い次元で学ぶと速い。

    つまり新しい脳を作る。戻ってみれば、理想の世界(自分が望んで選択した)しかなかった。


    記憶のコツ 1次を予測する(間違えそうになったら、とりあえず予測)2記憶をしやすい状態にトリガーとアンカーをつける。

    速読のコツ 1何でも、早く決断するようにする。2行読み⇒2行読み→面読み→イメージ読み



    堀江 コンピュータのサービス(GOOGLなど)を使う。ショートカット、ソフトの主要機能覚える。

    シルバ・メソッド どんな思い込みがあるか探る。それを掃除=覚醒したままアルファ状態→好ましいことをイメージ

    ?姿勢を整えて、イメージでリラックス状態に。
    ?体験はまさに瞑想状態

  • ワーク本としては興味深いものもあるのだが、書いてある内容が難しい言葉の羅列でわかりづらい。これを読んだからといって頭の回転が50倍早くはならない。

  • 苫米地英人さんによるセルフコーチングの概要がおぼろげながら見えてくる。セルフコーチングを受けて自分を変えたいと思った。
    これまでの経験でなんらかの成長したとき。その時に自分に起こったこと。長年謎であった。それを解き明かしたのが本書である。つまり人が変われるを科学したのである。
    筆者の専門である認知科学。それをうまく活用すれば、ネイティブ並みに話せたり、様々な分野の専門家になれる。
    全部を極めるには適切なコーチにつきそれなりの金と時間を使う必要がある。自己研鑽セミナーよりは確実性があると思う。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

苫米地英人の作品

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