いますぐ勉強をやめなさい!(あなたの能力を制限している「7つの刷り込み」を消す技術)

  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894514195

感想・レビュー・書評

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  • 自分の限界を決めているのは自分、変わらないのは行動しないから。よく言われる話を筆者の経験から伝えている本である。
    そもそも生きていくこと自体が苦行なのに、そこから逃げ、何者にもなれない自分に落胆する。何とおろかな話か。
    筆者は幾つかの壁にぶち当たるが、それを打ち破るキッカケが本書の思い込みを外すことなのだ。
    上手に失敗しなさい、と言う先輩がいたが、盛大に失敗した方が気づきも多い。大きな失敗は大きな成功のタネになる。
    他者を敬い、自分に優しくすることで、ブレークスルーが生まれる。

  • この本は目的もなく、ただ勉強している人や強迫観念に囚われて勉強して
    いる人には是非一読してもらいたい本である。
    勉強することは非常に良いことだが、何のために勉強するのかが漠然としている人もいると思う。
    私も昔は本を買っていた理由が、不安を紛らわせるためだったと気付かせてもらったのが、この本である。
     そして今勉強していることがゴールではなく、次のステップにつながるかということも、考えさせてくれる本である。

  • タイトルが衝撃的で、思わず手にとってしまった。
    内容は、著者の実体験が赤裸々に書かれており、半生記的なところもある。
    読めば、なるほどと思わせられるところが沢山あり、サブタイトルにある7つの刷り込みに、「あぁ、自分もそうだな」と気付かされた。

  • タイトルを見て驚いたのですが、この本を読んでわかったことは「無駄な勉強、目的のない勉強は時間の無駄」ということです。

    私の最近30年を振り返ってみると、義務教育を経て、大学まで15年以上も勉強(インプットのみでアウトプット=金を稼ぐ、は無しの状態)した上に、更に資格取得など専門学校に通っています。

    勉強をしてみて良かったことはありますが、それは自分のなかで「勉強する目標や目的」があったからだと認識しています。それでも、勉強が趣味になりかけた時がありました。

    この本の著者である佐藤氏によれば、「7つの刷り込み=先入観」が自分のもつ能力を制限しているそうです。

    サラリーマン人生もあと15年を切った私は、もうあれこれを試行錯誤できる時代は終わりつつあるので、この本に書かれている刷り込みを少しでも解き放して、自分の人生を後悔のないものにしたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・勉強することは大切だが、それは、あくまでひとつの手段に過ぎない、その先に具体的な目的がなければならない、楽しみのためにやる勉強は趣味の世界で大いに楽しむべき(p20、29)

    ・評価する人間から見れば、資格を取った本人がその上にどのような価値を積み上げてきたかということに、評価のポイントを置く(p24)

    ・記憶力があれば優秀、勉強すれば幸せになる、という時代はおわり、記憶力よりも「無から有を生み出す発想力」が必要になっている(p28)

    ・悪い刷り込みを取り除く方法は、自分の過去にどのような刷り込みが行われてきたか、徹底的に振り返ること(p47)

    ・お金に対する悪い刷り込みの外し方として、1)両親とは連絡を取らない、2)テレビや新聞のニュースに接しない、3)他人との比較をやめる、4)お金に対するメンタルブロックがとれた人達と交流する、である(p84)

    ・高度経済成長の経済戦略であった、安価に大量生産して売りつけることは、戦前の日本軍が採用した大鑑巨砲主義の戦略と瓜二つであった(p96)

    ・仕事はつらいもの、から脱却するには、1)自分はこうなりたいというゴールに今の仕事が今の会社でできるか、2)社長のビジョンを理解できるか、の2点を突き詰めて考えて態度を決める(p105)

    ・人間関係に悩まされない自分を確立した人は、明確な目標を持つことができた人(p119)

    ・孤独は淋しい、と思っている人は、まず自分が本当にやりたいことを明確にし、目標や目的を持つこと(p140)

    ・重要なところは、「誰から」「どのように」必要とされるかという点である、それが抜けていたまま必要とされる人間になろうとしても依存する人間にしかなれない(p156)

    ・自立の本質は、依存から脱却すること、隣を見て「こうでなけれ
    ばならない」と考える自己正当化を捨てること(p164)

    ・自分が本当に好きな相手とめぐり合うためには、自分の夢や、こうしたいという強い思いを持つこと、これはラジオの周波数のようなもの、チューニングの合う人としか合わない(p187)

    ・楽な相手とは、昔の友達や、過去の延長線上にある付き合いであるが、現状を変えるために付き合うべき相手は、チューニングの合った、自分のビジョンや夢に共感してくれる人たちである(p188)

    ・自分で自分を認めるために必要な結果というものは、こうしたい、と自ら考えて立てた目標を達成しなければ得ることはできない(p213)

    2011/5/3作成

  • 資格マニアや資格の勉強をしている人、企業を考えている人はその前に是非ご一読下さい。世間一般に蔓延る様々な常識を疑わせてくれる一冊です。

  • 今まで育ったきた環境によって刷り込まれた固定観念をとりさることが
    成功への近道です。

  • 副題が内容。
    「刷り込み」されていることには最近別件で気付いたので頷きました。その抑制を取り除く方法 も興味深く読む。
    しかし作者の生い立ちの描写が割合多く、恨みに満ちていて、食傷。具体的にイメージしやすいという点では良いのかもしれないが。

    ✔:
    1.行動の先に何を求めているのかを説明出来ないような思考停止状態での惰性的勉強は、何の役にもたたない。
    2.本を読む時に元を取ることを考える。

  • ■マインド
    ①私たちが心に刻んでおかなければならないことは、誰かよりも優れた仕事をするという時代ではなくなりつつある、ということです。考えるべきは、誰かと比較することではなく、自分自身がこれだと思う最高のパフォーマンスを発揮して、会社に価値を与えるためには何をすればいいのか、ということです。
    ②成功している人を見れば、一目瞭然だと思いますが、人に恵まれている人というのは、総じて自立している。
    ③依存のゴールは破綻。
    ④資格があることと、能力があることは、まったく別物。

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