グレインサイズの高め方

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894514591

感想・レビュー・書評

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  •  マルチタスクで人生の効率を上げるという本。
     私が以前信奉していた新日本速読研究会(ジョイント式)の本でもマルチタスクの有効性について述べられていました。そこではよく辻真先先生の驚くべきエピソードが紹介されていたものです。
     しかし最近出される自己啓発書やキネシオロジーの本では、マルチタスクは効率が悪いので一つのことに集中するべきだ、という見解が多数派になっていると思います。
     しかしこれは程度の問題だと思います。
     誰でも歌のない音楽をBGMとして聴きながら読んだり書いたりできると思います。これらはむしろ集中力や能率を高める方法ではないでしょうか。
     要はどんなことをマルチタスクで行うかという組み合わせです。そしてマルチタスクを少しづつでも継続して練習していくと、やがて辻真先先生や苫米地英人先生のように、知的創造活動をマルチタスクで行うことも可能になるのではないでしょうか。
     しかし一般人はそこまでのマルチタスクは必要ないでしょう。もっと組み合わせしやすいマルチタスクで十分だと思います。
     例えば潜在意識に問題意識を放り込んでおいて、寝ている間や他の作業をしている間に無意識で解決を考え、ふとした拍子に解決を思い付くことも立派なマルチタスクだと思います。一般人でも仕事や家庭生活において常に複数のプランを並行して行っています。これも広い意味でのマルチタスクでしょう。
     よく「書くと願望は達成する」と言われますが、これなどもマルチタスクで解決策を考える方法ではないでしょうか。
     付録のCDは、苫米地先生の著書を2冊同時に朗読したもので、これを聴いてマルチタスクの能力を訓練するというもの。
     しかしよく考えれば、ラジオやTVやオーディオブックやYouTubeなど、複数の音の出るツールを2つ並べて聞けば同じような訓練ができるのではないでしょうか。
     
     本書の内容は非常に示唆の富む内容でした。物の考え方というものを教えてくれます。
     繰り返し読んで血肉としたいものです。


    OLDIES 三丁目のブログ
     苫米地英人【グレインサイズの高め方】マルチタスクのススメ
      https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/04/17/073758

  • 帯表
    人工知能をあなたの脳に移植する!
    「仕事」「人生」の生産性は脳が決める!
    脳を「超並列処理」「パラレル思考」にできれば、仕事 勉強 問題 ・・・が一気に片付く!!
    人工知能、並列処理コンピューティング、脳科学の世界的権威であり、年間40冊以上の書籍執筆、講演、複数の会社経営をしながら、世界を飛び回るドクター苫米地の脳の使い方を初公開!
    あなたの脳が超並列処理スーパーコンピュータに変わる!
    帯裏
    脳は本来全部同時にできる!
    脳は情報処理システム=コンピュータです。
    140億個ともいわれる脳細胞は、本来超並列的に動かす事ができます。
    苫米地博士が学生時代から行ってきた「バックグラウンド/プロセッシング」や三菱地所で行ったグレインサイズのトレーニングによって、人間の生産性はまだまだ向上します。
    最新の脳機能科学と認知心理学、現代分析哲学を結集した「超並列脳」の作り方を初公開!
    グレインサイズを向上させるトレーニング満載!
    超並列脳をつくるトレーニングCD付!
    実践することでこうなる!
    ●仕事の能率が圧倒的に上がる!数倍速く仕事・作業が終わる!
    ●仕事や遊びをしながら、勉強ができるようになる!
    ●やりたいことが実現する!!どんどん進められる!
    ●自由な時間と収入とチャンスが増える!
    超並列脳をつくれば人生が変わる!
    見返し
    「500万台のPCを同時並列処理で動かす」
    「カルト教団の脱洗脳を行う」
    「年間40冊以上の本を執筆、講演・セミナー、複数の会社経営、学業での功績」
    ・・・など、仕事、人生、勉強で圧倒的な成果と生産性を生み出してきた天才脳機能学者・カーネギーメロン大学博士が人工知能、脳機能科学、情報処理アーキテクチャーの構築などの経験と研究に裏付けられた「超並列脳」をつくる技術とトレーニングを初公開!
    ●仕事や勉強の効率を数十倍アップする!
    ●大量の仕事を抱えてもどんどん終わる!
    ●IQ・問題解決能力が上がる!
    ●時間が増え、やりたいことができるようになる!
    ●仕事、人生の生産性が圧倒的に上がる!
    苫米地英人が初めて明かす「超並列脳」とは?

  • 結局内容としては、ゴールを設定すればゴール達成に必要なことは無意識がやってくれるということなので。バックグラウンドプロセスを選択的に動かせということ。
    コンテクストスイッチなしのフォアグランドプロセス並列処理は可能だろうか。

  • クロックサイクルの続編っぽいのが出たみたいですね!

  • この本に書いてあるグレインサイズの高め方の手法のうち、図書切り抜き貼付け法やフレーム法については知らず知らず、Evernoteやモレスキンノートでやっていた。
    自分の方法はグレインサイズの高め方に通じることがわかって少し面白かった。

  • 「クロックサイクルの速め方」に続く本。これも今後の苫米地本のベースとなりそうなので、読み返して考え方を定着させたい。

  • うーん、今回の内容は結構…イヤかなり…難しかった!!
    正直一回読んだだけでは内容が掴めていないというのが正直なところだ。
    今までの苫米地博士の本の中ではこのグレインサイズという言葉は出てきても詳しく説明されていたものはなかったように感じる。
    これからの著書の中では、また、別角度からの説明があるかもしれないので、その時には再度読みつつ、理解を深めたいと思う。

  • 『型があるから型破り・型がなくっちゃ形無しよ!』
    なぜ苫米地博士が脳のハードウェアの研究を止め、ソフトウェアの研究に範囲を絞り込んだのか?それはハードウェア(脳)のどの部分が活性化しているかがわかったとしても、中でどのような処理がされているかは推測ができないからだという。
    パソコンに例えるとわかりやすいが、パソコンのCPUやメモリに電流が流れいることがわかったからといって、中でどのような処理がされているかは外からわかりようがない。
    つまりハードウェアの研究が重要であることは間違いないが、人工知能を作るために脳の機能を再現する目的ではソフトウェアの研究の方が圧倒的に重要になることは門外漢である僕にもわかりやすい論理だった。

    ソフトウェア上で重要なのは処理しようとする命令に対して、適切なサイズの情報の塊を選び、その情報を組み合わせることらしい。
    型が技術習得に有効なのはそのためなのだとよくわかった。型(適切なサイズの情報の塊)を組み合わせることにより、型にはなかった情報に対しても処理が可能になることが「守破離」なのだろう。

    「型破り」なことをするためには「型」が重要ということか。
    納得できる一冊だった。

  • 物事を並列処理する事で、能力や効率を高める。凡人には難しい、と言ってしまえば、それは既にバカの壁を作る事になる…

  • 効率が20倍アップする
    「超並列脳」の仕事術!
    というキャッチコピーで思わず購入。


    並列脳を作る訓練CDもGOOD!

    地道に訓練しよう~っと。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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