2015年までは通貨と株で資産を守れ!

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894514867

感想・レビュー・書評

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  • 現在の世界経済が抱える問題をかりやすく解説してある。説得力がある

  • 2016/07/12:読了
     余り新鮮みがない。
     2015年までの予想を、2016年に読んじゃだめだな。

  • 米国、欧州、新興国の世界経済が今抱えている問題と、その相互関係が分かりやすく説明されています。
    簡単にまとめると、2015年までは先進国の財政再建と新興国ショックにより、資産を増やすより守るほうが良いそうです。
    どう守るかを知りたいだけであれば、最終の第5章を読むだけで分かるようになっていますが、2012~2013に円高基調が終焉し円安に変わるので、それに伴って日本株も上昇することから、米ドルかユーロの外貨、または海外売上の大きい日本の企業の株を保有するのが良いとされています。

    経済が動く「本質」を見ることの大切さが伝わりました。

    円高まっただ中の2012年3月の予測としては、2013年5月の現在から振り返ってみて、とても良く当たっていると思います。

  • 割安株見つける

    利益剰余金- マイナス 有利子負債 > 時価総額 × 2

    PBR0.6以下

    割安だけど資金に余裕のある会社を選ぶ。

  • お金の勉強もしっかりやろう
    資産を守れ

  • 中原圭介氏の文章は、いつも頭にスッキリと入って来る。これから数年間は、俯瞰的に世界経済の流れを見るために、指標となる書籍のひとつだ。健全なインフレは「労働者の賃金上昇→消費の拡大→物価の上昇」というプロセスで起こるとある。日本の現政権が掲げている2%のインフレ目標は、はたして悪性のインフレを発症させることなく、デフレを脱する戦略的な手法と言えるのか?今後の動きに注視しなければならない。これまで住宅バブル、株式バブル、ITバブルなどがあったが、日本ではこれから国債バブルが、外圧により終焉を迎えようとしているように思えて仕方がない。この書籍では主語が投資家となっているが、「想定外のことが起こるという前提で傾向と対策を予め考えておくこと」という提唱
    は、投資に限らず人生において、常に強く心しなければならない教訓のひとつだ。購入。

  • 何が有用なのか、よくわからなかった。

  • 具体的な根拠となるデータは少ないが、大局的な視点を持って米、欧、中国、その他アジアなどの経済の状況を幅広く説明している。著者の持っている情報から、引き出された意見だからと、無条件に信用する訳にはいかないが、文章も読みやすく思わず納得してしまいそう。
    最後は、今後2015年までには、QE3 によるもう一段の円高を迎え、その後円安になり、埋もれている日本株の復活、というストーリが描かれている。

  • 2012年の現状に触れつつ、2013年~2015年あたりまでの世界経済の見通しを解説。

    前著「だまされないための世界経済入門」も続編にあたります。私はこの本→前著の順番で読んだのですが内容的にはかなりかぶっています。どちfらも面白かったですが、2012年以降の情勢をという事だとこちらの本のほうがよいかも。

    世界経済が抱える決定的な2つの弱点「不均衡と「連鎖」は解消されるどころか累積されている。
    マネー経済は高いリターンを求めて世界中をかけめぐり、その結果常にどこかでバブルが生み出されそのバブルを自ら崩壊させている。
    リーマンショックで幾分縮小した実体経済とマネー経済の不均衡は、米国の大規模かつ長期的な金融緩和によりリーマンショック前の水準に戻ってしまった。これはリーマンショック級の危機が2015年ごろまでにもう一度起こる可能性を示している。。。とのこと。
    うーん、またかあ。。。

    欧州の財政危機とそれに伴う財政再建、米国の雇用回復の遅れと住宅価格の低迷、インフレが定着した新興国の成長減速、この3つの要因が2015年くらいまで解消されることなく続き、また2012年は政治の激変期であるという不安要素が加わる。

    全然関心がなかったんだけど、2012年って異例ともいえる選挙の年(フランス大統領選、ロシア大統領選、米大統領選)らしい。
    特にフランス大統領選はEUの最大の協力者サルコジがどうなるかって事で、その結果はユーロの今後に大きく影響を及ぼす結果となるとの予測。そうだったのか。。(無知)
    もう少し世界の動向に関心持たないとダメですなあ、まじで。反省しました。

    あと面白いと思ったのは、BRICSの5カ国は今後2つの陣営に分かれるだろうと指摘している点。民主国家のインド、ブラジル、南アフリカと非民主国家の中国、ロシア、2011年を境にBRICSの足並みが揃っているとは言い難い。民主3ヶ国は経済圏の統合構想を推進し、欧米諸国も3カ国の接近を強めている。
    それでは非民主国家の中国とロシアは連携を強化するかというとむしろそれは悪化するだろう。なぜなら両国は今後、北極海や中央アジアの利権をめぐって衝突するから、とのこと。
    まあ、なんだか悪化しそうだな~という気は何となくするけれど、その理由の1つが。。。

    温暖化で氷が解け、夏の期間に航路が開ける見込みが立つようになる=北部欧州・東アジア間の距離がスエズ運河経由の2/3になるから!
    これまでの世界の安全保障は北極海を通行dけいないという前提で成り立ってきたが、それが自由に通行できるようになれば大国間の軍事上の戦略立案も帰る必要性が出てくる。

    うーん。。。そういうのも関係してくるのか。。。

    資本主義というシステムが限界に近づきつつある、これは私も実感があるけれど筆者はそれを2つの理由で説明しています。
    1つは企業と国家の分離の問題、もう1つは成長率低下の問題。どちらも納得いく説明です。

    もー、全面袋小路感満載!(そして多分正しい)の本でして、タイトルの「通貨と株で資産を守れ!」って言われてもな~って思いましたよー。
    (まあ、資産を増やそうと考えるな、守れ!って事なんですね)
    でも読んでみてよかったわ。
    しかし、色んなところで「2015年」大転換説って聞くし、自分の実感としてもあったりするので、ここ3年どうなっていくかしっかり自分の頭で考えないと(考えられるようにならないと)と思わされました。

  • 根拠のある予測は気持ちいい。しかし、結局のところは外貨と日本株を買うところに落ち着いた。少し違うのは、その目的が資産を減らさないためというところにある。

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』(講談社現代新書)など。

「2021年 『マンガでわかる その後の日本の国難 稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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