「お店」は変えずに「悦び」を変えろ!

著者 :
  • フォレスト出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894515833

作品紹介・あらすじ

過疎地で廃業も考えたスーパーが過去最高の売り上げへ!つぶれかけの店が売れる店に変わる軌跡には共通の「法則」があった!

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    お客さんの背中を押してあげる。自分がスーパーに行った時思いがけない出会いに喜びを覚える。そんな素朴な楽しみを再現できるお店を作る。

  • 参考になる言葉、考え方がある
    知識としては、真新しい事はないが、できない、実践が続かないこと
    あらためて、自分の思いを実践したいと思わせてくれた

  • ・消費には「買いたい・買うべきだ」とお客さん自身が「わかっている」消費と、「買いたい・買うべきだ」と気づく消費の二種類ある。自ら需要を生み出せばモノは売れる。

    ・店のお客さんが売り上げの源泉、絆づくりと顧客コミュニティを育成する。

    ・お客さんは何を買うべきかわからない。お客さんに買うべきを教えて「買いたい!」のスイッチを押せ。心の豊かさと毎日のちょっとしたハッピー」への欲求を満たせ。

    ・専門知識を教えることと、お客さんを動機づけて「買いたい」のスイッチを押して売り上げを作ることは、表裏一体をなしている。「いいことを教えてくれてありがとう」になり、店主と客の間に師弟関係が芽生える。マスタービジネスでは「売る=教える」が原点。「半額にしますよ」といわれても欲しくならず、無意味な安売りもしない。マスターとは「人生の豊かさを教えてくれる人」のこと。マスタービジネスは今の店の業態・形態を変えずに、新しい店に変わることが可能。

    ・店の「進化・変態」には1.出会う道を見つける→2.わけがわからないまま始める→3.コツをつかみながら進む→4.愉しみながら進む→5.他社では絶対に真似できない「うちらしい」独特な商いを築き上げる。飛び、突き抜ける。

  • p39
    努力せずに、目の前にある需要だけを食い合おうとすれば、そこに過激な競争が生まれるのは当然のことである。
    p49
    数字をみるな、お客を見よ!
    p53
    すべてのビジネスの組み立てを「人」自区で組みなおす必要がある。
    p107
    「良い商品」を探すのではなく、「教えなければならないこと」を探すという発想だ。
    p192
    そこでのポイントは、自分のものにするべく考えながら真似ること。
    p193
    異業種の事例を真似る。そのほうが力がつく。
    なぜなら、自分の業種に置き換ええる方法を考えざる得ないからだ。

  • 「数字よりも人と向き合う」という、当たり前だけどないがしろにされがちなことが強調されていました。
    業界的には斜陽産業になっているところも、ここを改善するだけで頭一つ飛び出る可能性は十分あると、元気を与えてくれる1冊。

    ワクワク系の実践で息を吹き返したお店のエピソードが具体的に紹介されていますが、「結果」はしっかり書かれていても、具体的なノウハウについてはフンワリしています。
    「この本を読めばやり方が全部わかる」という類のハウツー本ではありません。自己啓発書に近いかも…。
    本格的にワクワク系がやりたくなったら小阪さんのセミナーに参加してねという、勧誘の側面の方が大きいと感じました。

  • この本に書かれている、お客様との関係を構築されるサービスやサロンを自分の仕事の中でどのような形で生かしていけるか考えさせられた。

  • この本に書かれているのはドラッガーのそれと全く同じだと感じた。
    「あなたの顧客に集中しなさい」

    顧客意外に集中を削ぐものは沢山ある。予算の達成、上司の表情、第三者の評価。 でも、「顧客」に集中しなさい。顧客が動かなければ何も動かない。顧客が動くには「あなた」が必要だという主張は、非常に潔いし論理的だと思う。

    お店というテーマで描かれる実例の数々に触れられ、その劇場としての機能を通じて需要を生み出すソフトの部分にしか、人は力点が置けないという本書に触れて、大阪は茨木市にあったギター屋さんや、南森町の親友がやる美容院、大学の時に通ったジャズバー、大阪市西区にあるメチャクチャ取っつきにくいのに毎日行きたいなーと思うハーレーのおっさんの居酒屋を思い出す。

    そういう店舗を思い出すたび驚くのは、行きたい夜の気分を当時と変わらず思い出すことだ。経済を生み出す体験とはコレのことかと腹に落ちた。

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著者プロフィール

オラクルひと・しくみ研究所代表

「2022年 『「価格上昇」時代のマーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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