「空気」で人を動かす

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  • フォレスト出版
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レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894516199

作品紹介・あらすじ

日本人はまわりの空気を読み取る力に長けていることに加えて、とても影響されやすい。つまり、良い空気にも悪い空気にも感化されやすいのだ。「場の空気」が良くなれば、人は自らどんどん動き出す。目標を絶対達成させるコンサルタントが、コンサル現場から導き出した良い「空気」に変えるための究極メソッドを伝授!

感想・レビュー・書評

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  • 日本人は、目に見えない「空気」を敏感に読み取りながら、その空気に合わせた行動を取ろうとする。良い空気が流れていれば、自然と良い行動をとるし、言い訳めいた淀んだ空気が流れていれば、言い訳の多い仕事をすることになる。従って、変えるべきは「人」ではなく、まず「空気」である。凛として張りつめた心地の良い緊張感ある「空気」を作ることで、後は自然と良い空気が流れ、人の動きも変わっていく!その空気を作るには・・・を解説した一冊。空気という目に見えないものながら、その場を支配する力の強さは、誰もがなんとなく感じてるのではないでしょうか?

    非常に共感できる内容でした。NLPや行動経済学の見地からの解説もわかりやすい。プロスペクト理論から「やるのが当たり前の空気」が出来れば、やらないことに後ろめたさが発生し、やらざるおえなくなる、というくだりはとくに納得。(万が一寝坊で出社時間ギリギリになったとしたら、全力で脳をフル回転させて、なんとか間に合うよう最善の努力をする。これは出社時間までに行くのが「当たり前」となっているから、その当たり前が出来ないことが「損失」として感じるから。)


    以下、参考になった点、引用・自己解釈含む。

    ・集団的手抜き。人数が集まれば集まるほど、アイディが掛け合わされて良いアウトプットが生まれるべきだが、多くの場合はそうならない。複数人数がいることで、自分毎としての捉え方が落ち、自分の持つ能力をフルに使わなくなる。

    ・作話(さくわ)を理解する。人は、条件反射的に、後付けの理由を作ることが非常に多い。しかも後付けの理由であっても、一度口に出した内容に一貫性を持たせようとするため、負のスパイラルに陥ることがある。この作話が空気を淀ませる(造語;作話スモッグ)

    ・自燃人、可燃人、不燃人の3つの燃人を考える。自然人はほっておいても自ら燃えて動いてくれる人。可燃人は周りの空気次第で着火する人。不燃人は、文字通りいつまでも燃えようとしない人。割合は、やはり、2:6:2。6割の可燃人に燃えてもられるかどうかが、マネージャーの腕の見せ所。

    ・かりに仕事が出来る不燃人が居た場合には、不燃人を切ってでも、場の空気の改善を優先するべき。

    ・にわかコーチングには要注意。コーチングは相手が答えを持っていることを前提に、質問を投げかけて答えを引き出す手法。相手が答えを持ち合わせてない場合に、下手にコーチングをやると、本音でもないろくでもない中途半端な答えを引き出してしまい、、しかもこの答えに対して一貫性の法則が働いてしまう。答えが無いメンバーと対峙する時には、ティーチングが必用。

    ・仕事の報酬は仕事。王子製紙藤原銀次郎。

    ・空気はすぐには変わらない。1人に対して1日一回は声掛けを行い、存在認知を通じて関係を構築していきながら、8か月は最低限同じ内容を発信し続ける。

    ・発信する内容はぼかさない。4W2Hで、具体的に。抽象的な表現では伝わらない。

  • 人を動かすのではなく、空気を変えることで、人は動きだす。という全く新しい組織改革本。すばらしい内容。

  • マネジメントの要諦を「人」ではなく場の「空気」と捉え、空気を流れに変える手法を伝授。その言わんとする趣旨は首肯できる。

    • masaruiwamaruさん
      今までの発想ではなかったことです。是非読んでみます☺
      今までの発想ではなかったことです。是非読んでみます☺
      2014/10/11
  • ミラーニューロンの話を「空気」に見立て、すごくわかりやすく、しかし痛烈に組織改革の話を展開。

    人を変えるのではなく、あくまで空気を変える。決してスピリチュアルな話ではない。徹底したコンサルの現場体験から、変えるべきはまず空気だという。

    「人を動かすには、人ではなく空気に向かって発信する」

    外堀から埋めていく新たなアプローチ。
    これでいきましょう。

  • 覚書
    1対1では声掛け 1対多では発信というスタンス 
    悪い空気になる原因として社会的て抜き 外来価値観、意味の偽造での作話スモッグ
    自燃人 可燃人 不燃人
    場の空気から雰囲気、流れに変える

  • いかに空気の影響をうけて、自分が言動していることに気がつかされました。いい空気が最高の報酬!なるほどぉ~の内容でしたにゃい。

  • 「作話」の話しはいわれてみればナルホドという内容。日常的にも無意識のうちに(自分も含めて)起こっている事象であり、認知的不協和とも似た点がありそう。こういったことがある、とわかっているだけでも対人折衝の際に「あっ、今作話が起こっているな」と認識でき、そこでおこなわれているやりとりの軌道修正をはかることができそう。

  • 空気を変えることで、人を動かす方法をまとめた1冊。どうして雰囲気が悪いんだろうか、と言う悩みをわかりやすく解決方法を解説。
    ●日本人は空気に感化されやすい
    非言語データを読み取る力が高い由
    空気を察して目立つことを避ける
    ●空気の種類
    締まった空気
    →理想の空気
    緩んだ空気
    →なあなあの空気
    縛られた空気
    →上司から部下への圧力など
    ほどけた空気
    →言い訳すらしない空気

    ●空気が変わる原因
    社会的手抜き
    →人が増えると起こる
    外来価値
    →メンバーが変わる
    意味の偽造
    →作話スモッグ
    後付けで意味を付け言い訳する

    ●自燃・可燃・不燃
    ミラーニューロンにより人は人から影響を受ける。自燃→可燃を焚き付ける。
    できる人より場の空気を優先。不燃でできる人より場の空気を優先。

    ●間違った対策
    ・にわかコーチング
    ・アンケート意識調査
    ・過剰承認
    ・金銭的報酬
    →行動の動機付けが変化
    例:自主勉強会に報酬が出ると『もっと』となる

    ★仕事の報酬は仕事 バイ王子製紙藤原銀次郎氏

    ●空気革命
    ①一対一の環境で声かけ
    あいさつや簡単な雑談
    ②一対多で発信
    朝礼や会議
    協調者との対話
    →あえて周りに聞こえるように
    メールによる発信
    ③8ヶ月続ける
    一人一人ではなく場に向かって何度も投げ掛ける
    ④省略したぼかし表現をしない
    4W2Hを使う

    ●コーチングではなくティーチング
    可燃人に何度も繰り返す
    ①守破離
    ②あるべき姿と現状を数字で語る
    ③役割を教える
    ④適度なストレスを与える

    ●正しい承認
    行動が変わった人を期間と水準を念頭に行動後に承認
    ・不燃人はスルー
    ・多数派工作
    ・ギクシャクは覚悟

    ●コミュニケーション術
    ①プリフレーム
    大きな視点から小さな視点
    空気に向かって話す
    やらない理由できない理由をする前にフレーミング
    ②マイフレンドジョン
    独白にちかい話し方
    ~が言ってて私も気付かされた、教えられた
    ※①②に4W2Hを組み合わせる

    ③頻出の言い訳を蓄積
    布石を打つ

    ④いい空気を味わう
    可燃人を次々に送り込む、繰り返す

    ●エア→ムード→ブーム

  • 本当に「空気」か、という事よりも「空気」を作るのは誰で、それに影響できるのは誰か、という話

  • 【概要】

    【評価】
     10点

    【共有したい内容】
    ・"特定の脳の神経細胞(俗称:ミラーニューロン)が原因で、人は近くにいる人の言動のみならず、施行までも無意識にモデリングします。
    →「緊張が移る」のは、脳の中にある、このものまね細胞「ミラーニューロン」が刺激を受けて、脳が反応し、自分自身も緊張してしまうのだと。"

    ・"空気は、その場における価値基準
    →新しい価値観が入り込み、浸透していくことで「空気」の変化が起こります。"

    ・"空気が変わる3つの原因
    →3つに共通しているものがある。それは「人」の変化です。空気に影響を与えるのは「人」です。
    →1.社会的手抜き:人任せにしてしまう。
    2.外来価値観:チームや組織に今までになかった新しい価値観が持ち込まれる。
    3.意味の偽造:後付けで言い訳をする。"

    ・"省略した、ぼかし表現を使わない。
    →4W2Hを使う。誰が、どこへ、何を、いつまでに、どれくらいまでに、どのように"

    ・"省略した、ぼかし表現を使わない。
    →4W2Hを使う。誰が、どこへ、何を、いつまでに、どれくらいまでに、どのように"

    ・"一流ホテルや一流レストランへチームで出かける
    →人間が想像した「締まった空気」があるところへ出かけてください。
     ミラーニューロンが反応して、いい影響を受ける。
     「良い空気」触れれば、人は「良い空気」をまねる。「悪い空気」に触れれば、人は「悪い空気」をまねる。"

    【読んだ方がいい人】
    ・全員

    【悪いところ】
    ・なし

    【どういう時に役に立つか】
    ・いつでも
    ・月1くらい定期的に読みたい
    ・職場の空気が悪いとき

    【自由記述】
    SRAが納期に守れないところもミラーニューロンのせい?

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著者プロフィール

アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。1969年、名古屋市生まれ。24歳から青年海外協力隊に参加した後、日立製作所に入社。もともと奔放で大ざっぱな性格であったがゆえに、日本の会社員生活、完璧を求められるシステムエンジニアとしての職種に馴れず、精神的ストレスに長年悩む。35歳で退社後、コンサルティング会社に転籍。その後、目標の2倍の”予材”を積み上げて目標を絶対達成させる「予材管理」というマネジメント手法を開発。現場でのコンサルティング支援を続けながらも、年間100回以上の講演実績は6年以上を継続。全国をネット中継するモンスター朝会「絶対達成社長の会」は、東京、名古屋、大阪、福岡など5ヶ所で展開し、”絶対達成”をスローガンにした起業家や若手経営者を500名以上動員する。ベストセラー「絶対達成する部下の育て方」「絶対達成マインドのつくり方」「空気で人を動かす」をはじめ、ほとんどの著書の翻訳版が、韓国、台湾、中国で発売されている。

「2016年 『超一流のすぐやる技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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