「損する生き方」のススメ (Forest2545Shinsyo 1)
- フォレスト出版 (2009年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894518018
感想・レビュー・書評
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損する生き方を知りたくて読書。
「あ、そう」「よかったね」「そりゃ、困ったね」
これだけで聞き上手になる。
損する智慧は一朝一夕では定着しないと思うが、考え方の視点を変えることで同じ状況でも不幸にも幸せにも感じるのが情緒的という意味で人間ならではだと思う。
無関心の智慧は愛情である。今の自分に必要なことだと思う。相手に感心を持ちすぎる、変えようと思う。思い込み、エゴ。それらが相性の押し売りとなり、ストレスとなり、衝突の原因となる。
人間は不完全なものであり、未熟なものであると分れば楽になる。
仏教の智慧は今後の日本や国々で必要な要素があると思う。再び謙虚に先人に学ぶことの必要性を感じる。
読書時間:約35分詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
けっこう人生を変えられた本。
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対談形式なので、全体的に内容は薄いですが、第2章で示された3つの智慧は参考になりました。
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異動の内示で、ある先輩が話してくれました
「希望をもたない」
「反省しない」
「心配しない」
なんとなく、いいよね。そんな生き方 -
『損をしてはいけない』
私もこんな強迫観念に駆られて
舐められないように、馬鹿にされないように
損をしないように虚勢を張って生きてきた。
でも、それになんの意味があるのか
なんて愚かで無駄なことだったんだろうと
本を読んで気づいた。
“私が“ばっかりに意識をとられると
ろくなことにならない。
今日から改めて、積極的に損をとっていきたい。 -
読みやすく面白かったです。
タイトルだけ見て、嫌な人とも付き合っていかなくてはならないのかと思いましたが、嫌な人とは付き合わなくても良いんだーと安心しました。
損か得か、心の持ちかたみたいな感じかな。
押しつけがましくないので、少し心が軽くなる感じです。 -
セラピストの石井センセイが仏教思想家のひろさちやさんから生き方を聞き出す試み。
安直な成功本を出しまくるフォレスト出版さんですが、これは人選がよいのか読ませる内容。ボリューム的にあっさりとはしていますが、ひろ氏があれこれ仏教書を引用しているので読書の起点としてもよさげです。
タイトルの「損する生き方」とは、過去や未来への妄想にとらわれず「いま・ここ」を生きることに重点を置く仏教思想を平たく語ったもの。荘子の思想にも通じる自由の観念、私の自由と世間の自由、語り尽くせぬものが凝縮されています。
その生きざま。ありのまま、ではありませんが、病気になればひたすらに「病人である」ことに努め、年老いてはただただ「老人である」ようにする、というもの。とはいえ病人であることを楽しむ、という無理な肯定ではなく、ただただ「病人である」という境地。
「苦しむときには苦しむがよく、死ぬときには死ぬのがよい。これが苦難を逃れる妙法だ」と喝破した良寛禅師の教えそのものです。
○そうなんですよね。世の中の人たちは、解決できない問題についてまでも、それを解決しようとして知恵を働かせようとする。それではうまくいきません。仏教が教えているのは、問題を解決しない智慧なのですから、問題は解決しないまま、どういうふうにすればいいのかーという智慧を磨くことが大事なのです。
○いまのひとたちは他人に関心をもちすぎていますから、あえていえば、世の中に対する無関心のススメです。政治に対して無関心、会社に対しても無関心。会社が潰れようと潰れまいと、そんなの知ったことか、という精神です。 -
2012/09/21
自宅