怒らない技術 (Forest2545Shinsyo 17)

著者 :
  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894518186

感想・レビュー・書評

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  • 怒り心頭に発する
    怒髪、天を衝く
    腸が煮えくり返る

    人間的には、生理的には、怒りの感情はよくわかる
    でも、ビジネスマンにとって、私憤である怒りはご法度、本書は、その怒りを抑えるための書である。

    本書を通じて、多くの方に「きっかけ」をつかんでほしい
    実は、私は「怒らない」と決めていたから、人生が次々に良い方向に進みはじめました
    「怒らない」という習慣を身につければ、「心」や「感情」のコントロールができるようになるのです

    気になったのは以下です。

    ■人生
    ・人生の3つのルール
     ①命と時間を大切にする
     ②人生は思い通りにいかない
     ③苦悩と喜びは、パッケージ
    ・万人に与えられる共通なもの それは、①命、②時間 です。命と時間を大切にすると人生は成功する
    ・起こっても結果は同じ だったら、イライラしたり、怒ったりすることを選びません。イライラや、怒りに時間を費やすのは、人生の無駄です。
    ・人生は妥協の連続 妥協はけっして悪いことではありません ⇒ でも、妥協を1つでも減らしていくことが大切です
    ・苦労した人とそうでない人 苦労した人は、成長することができた人です。
    ・結果よりもプロセスが大切
    ・凡人でいい 成功者は世の中に2%しかいない 自分自身が凡人であること、凡人である事実を受け入れること
    ・失敗してもいい ⇒次のチャンスに頑張ればいい

    ■感情
    ・怒るか怒らないかを決めるのはあなた自身
    ・イライラしているのは相手の問題ではなく、自分の問題 ⇒ だから、自分が受け止め方を変える
    ・過去と他人は変えることはできないが、未来と自分は変えることができる
    ・一流と二流との違い 一流は感情コントロールの達人、一流であればあるほど、感情のコントロールがうまい。
    ・自分で「なにがあっても、自分は怒らない」と決めてしまおう
    ・他人のせいにするのはやめよう ⇒ 他人の言う通りにして失敗しても自分の責任
    ・赤信号を渡らない 人につられて赤信号をわたらないと決める

    ■25の習慣 ◎が納得、〇が賛同
     ①迷ったら、決断しない
     ②自分の欠点を利用する 〇
     ③常に最悪の事態を考える ◎
     ④何よりも準備に重きを ◎
     ⑤自信がないので仕事も分相応に
     ⑥目標はできる限り低く設定する
     ⑦一人勝ちできる場所を見つける 〇
     ⑧身の回りをきれいにしておく ◎
     ⑨理想主義、完璧主義をやめる ◎
     ⑩自分の問題か、相手の問題かをはっきりさせる 〇
     ⑪秘密をもたない
     ⑫大事なことはどんどん忘れる
     ⑬すぐ聞くことでモヤモヤを解消する 〇
     ⑭イライラする場所に身をおかない 〇
     ⑮イライラするものから目を背ける
     ⑯一方的に話さない ◎
     ⑰助け合い、分かち合い、譲り合いの三合主義で生きる 〇
     ⑱自信があることにはわがままに生きる 〇
     ⑲自分の成長を自分で認める
     ⑳ささいなことで自分をほめる
     ㉑自分が気持ちよくなる過ごし方を知っておく 〇
     ㉒朝の時間を大切にする 〇(Case by Case)
     ㉓身近な人にいいところを50あげてもらう
     ㉔気持ちを伝え合う ◎
     ㉕疲れた、時間がない、忙しいは禁句

    ■怒り、イライラが消える11の特効薬 ◎が納得、〇が賛同
     ①イヤなことは、神が与えた試練だと思え ◎
     ②「これはちょうどいい」と口に出していう
     ③むかつく相手との出会いに感謝 ⇒ 反面教師にであった 〇
     ④別の価値観で事実を捉え直してみる 〇
     ⑤その場からいったん離れる ◎
     ⑥始めの感情:第一感情を大切に 〇
     ⑦不愉快はこまめに吐き出せ ◎
     ⑧すぐに謝ろう 〇
     ⑨「まあいっか」の精神も大切 ◎
     ⑩事態は変わる ⇒ だからちょっと我慢 〇
     ⑪それでも怒りが収まらないときは寝る ◎

    ■結論
    ぜひ、意識をして、元気で輝く、あこがれられるような素晴らしい大人になってください。

    目次

    プロローグ 心と感情が人生を変える

    Part1 怒らない技術

    第1章 人生をうまくいかせるための「3つのルール」
    第2章 「あなたの感情」はあなた自身が決めている
    第3章 感情コントロールは人生コントロール

    Part2 怒り・イライラと無縁になる25の習慣

    第4章 「イライラ」を感じなくなる習慣
    第5章 自分を気持ちよくする習慣
    第6章 今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬

    あとがき

    ISBN:9784894518186
    出版社:フォレスト出版
    判型:新書
    ページ数:206ページ
    定価:900円(本体)
    発売日:2010年07月17日初版発行
    発売日:2010年11月16日27版発行

  • まぁ、そこそこといった感じか。

    ビジネス寄りの自己啓発本という感じがした。ためになる所もあるが、ビジネス感が強く自分にとってはこれじゃない感が強い。
    もっと生活に根付いた価値観、人生観を問うような内容を期待していた。

  • 怒りは事実に対して自分んがどのように感じたか、感情から生まれる。
    感情のコントロールをすることで人生をコントロールできる。

    気になったフレーズ

    ・過去は変えられない、未来は変えられる
     「くやしさは胸にしまっておきます、そうしないと次も失敗する可能性が高くなってしまうからです。コントロールできない過去よりも、変えていける未来にかけます」松井秀喜

    ・晴れたら喜ぼう、雨が降っても喜ぼう、何があっても喜ぼう
     藤井勝彦

    ・落ち込まないと決めてしまう

    ・49対51の法則
     人間の心の中は、49対51の微妙な割合で決断している
     悪い心に動かないように気を付ける

    ・常に最悪の事態を考えておく
     「失敗してもこんなもん」

    ・自分に自信が持てない時、
     やればできるんだと思い、目標は低く

    ・三合主義
     助け合い、分かち合い、譲り合い

    ・嫌なことが起こった時
     神様が自分を試しているに違いない
     これはちょうどいい
     その場から逃げる
     事態は変わる、だから我慢

    ・第一感情を大事に
     怒りの奥にある第一感情を大切にする

  • ハッとさせられたことは、怒る前の第一感情は何なのか考えるということ。
    基本的に仕事などでは、負の感情は出すべきでないと思っているし、しっかりコントロールできる人になりたいと思っているので、普段意識していることを振り返るきっかけになった。実践できるかと言ったら、これが出来たら苦労しないんだろうな…と思ってしまった…。




    ★苦しみから脱出するための試行錯誤こそが成長のエネルギーになります。

    ★人は結果から学ぶことはほとんどありません。人はプロセスからのみ学ぶ生き物なのです。

    ★体の免疫力が強くなると、自然治癒力が強くなるというのと一緒で、人の怒りもちょっとずつ免疫をつけていくと免疫力がつくし、自分でそれをコントロールしていくという治癒力も強くなるということです。

    ★小さな失敗をたくさんするメリットは、自分自身でリカバーするコツを体で覚えられることです。

    ★「怒る」「怒らない」という判断にしても、「落ち込む」「落ち込まない」という判断にしても、最初から「怒る」や「落ち込む」が100%ではないのです。実際には50前後のところでせめぎ合いながら、「怒る」は51で、「怒らない」が49だったために、怒ってしまうのです。人の心はそれくらい微妙なものです。

    ★ランクを落としてでもいいポジションにいられるような環境を選んで、「やればできるんだ」と思えることが大切なのだと思います。

    ★小さな雑用を毎日積極的に片付けていると、その程度のことなら面倒くさいとは感じなくなってきます。

    ★価値観メガネは多ければ多いほどよいでしょう。増やすには、幅広い教養を持つことです。

  • つい手に取りたくなるタイトルである。内容起こらない技術というよりは、怒らない理由について書いてある。著者が怒らないことと決めてから人生が好転してきたこと、怒ることも怒らないことも人生の選択であるというのは確かにそうだろう。
    むかっと来た時にどうしたら怒らないでいられるのか、忍耐の心を養うしかないと思う。
    面白いのは、3年前に「雨がふってもよろこぼう」というタイトルで出した時は全く売れなかったという事実である。出版社も内容も全く変わらなくても、タイトルとタイミングで売れてしまうというのには、驚いた。

  • ・怒るか怒らないかは自分で選択して決めてる
    ・命と時間を大事にすることが成功原則
    ・怒りによって結果は変わらない。怒ることで健康を害して時間を無駄にする
    ・怒らないと人生で決める
    ・腹が立ったり嫉妬したり自分の黒い部分は誰でも現れる。その時は、口には出さないと決める。その場から離れて運動する。寝る。

  • 3つの習慣を大切にする。
    1.命と時間を大切にする
    得られる成果が変わらないならば、イライラしたり、怒ったりしない。怒りやイライラに時間を費やすのは人生の無駄。
    2.人生は思い通りにいかない
    3.苦悩と喜びはワンセット
    苦労したから報われるわけではない。考えて苦しまなければ無駄である。とにかく考えて、言葉にしようとしているうちに閃く。(イチロー)
    人は結果から学ぶことはない。人はプロセスからのみ学ぶ。

    参考になる著者の習慣
    *迷ったら決断しない。
    *常に最悪の事態を考えておく。
    *何よりも準備に重きをおく。
    出掛ける前のチェックリストを作る。
    *仕事も生活も分相応に。
    *小さな習慣を身につける。
    *身の回りをきれいにしておく。
    *自分の問題か相手の問題かをはっきりさせる。
    *三合主義。助け合い、分かち合い、譲り合い。
    *自分の成長を自分で認める。
    *些細なことで自分をほめる。
    *朝の時間を大切にする。
    *気持ちを伝え合う。
    *疲れた、時間がない、忙しい。は禁句。

    怒りを消す考え方
    *神様が試している。
    *これはちょうどいい。と考える。
    *価値観を変えて考えてみる。
    *その場から逃げる。
    *不愉快はこまめに吐き出す。
    *まぁいいか。の精神も大切。
    *事態は変わる。だから少し我慢。

  • 私が、ものすごーく怒ってたときに薦められた本です(^_^;) 確かに怒ってた週は、週5日勤務に要する体力がもたなかったし、お肌の調子も悪かったし、あんまり怒りすぎるのよくないね。。。
    私の場合、「ためるとよくない。イライラがつのり、いつしか大爆発につながります。」こればっかり。だからこまめに出さないといけないのだけど、愚痴っぽいひとはあんまり好きじゃない。やっぱり難しい(-.-)

  • はっきり言って当たり前のことしか書いてない。
    もし、その当たり前に気づいていない人が読むなら有効な本だとは思う。
    キーワードは価値観かな。

    もし、その当たり前が実践できないなら若干精神的に疲労が蓄積してるかもしれない。

  • ■マインド
    ①怒らないという習慣を身につければ、心や感情のコントロールができる。
    ②すぐ怒る人は早死にする。
    ③難しいから楽しくなる。(ゴルフなど)
    ④人の心を左右するのは出来事ではなく受け取り方。怒るか怒らないかを決めるのは自分自身。
    ⑤価値観の違いを受け入れよう。
    ⑥コントロールできない過去より、変えられる未来にかける。
    ⑦怒らないと決めてしまおう。落ち込まないと決めてしまおう。他人のせいにするのはやめよう。

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著者プロフィール

一般社団法人日本リーダーズ学会代表理事 リーダーズアカデミー学長
もっと‘稼ぐ‘組織を作る「上司学」「組織づくりの12分野」メソッドの開発者である第一人者。大学卒業後IT系ベンチャー企業に入社。同期100名の中でトップセールスマンとして活躍、その功績により24歳で最年少営業部長に抜擢。就任3ヶ月で担当部門が全国ナンバー1になる。28歳で独立・起業し代表取締役に就任。M&Aを経て2004年52億の会社まで育て株式上場(IPO)を果たす。2005年次世代リーダーの育成を目的とした 教育機関『リーダーズアカデミー』を設立。2007年シンガポールへ拠点を移し、講演・企業研修・コンサルティングを行う傍ら、顧問・社外役員として経営に参画。業績向上のための独自プログラム『上司学』が好評を博し、世界16都市でビジネスセミナーを開催。延べ50000人以上のリーダー育成に携わる。2013年 日本へ拠点を戻し、一般社団法人日本リーダーズ学会を設立。世界で活躍するための日本人的グローバルリーダーの育成に取り組む。主な著書としてシリーズ100万部を突破しベストセラーにもなった『怒らない技術』などがある。

「2023年 『話し方の一流、二流、三流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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