古本とジャズ (ランティエ叢書 10)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894560895

感想・レビュー・書評

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  • J.Jの本は抜き書きしたい名文があるわけではないのだけど、彼の、何かに対してワクワクする気持ちがノッてるからなのだろうか、面白くてあっという間に読んでしまう。こういう大人がいていいんだって希望をくれる、元祖シティ・ボーイ。

  • オシャレ。粋です。サラッと遊廓の話とか出てくるのは著者が生きてきた時代を感じますが、明治生まれとは思えない砕けた読みやすい素敵文章。こんなおじいさんほかにいません。ジャズ詳しくないのに一度だけ行ったジャズ喫茶の空気を思い出しました。憧れのオジサンです。

  • 098

    独特の散歩するような文体。60を過ぎてからジャズにのめりこみ、NYへ渡り、数千冊の古本を買い漁る好奇心に脱帽。

  • 語り口も脱線具合も、読んでいて引き込まれます。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    街の中を歩きながら、ああ、きょうは古本をだいぶ買ったなと思うと、うちへ帰るまえに、おいしいコーヒーをだすジャズ喫茶にはいって、買った本をパラパラとめくるのが、もう長いあいだ、ぼくの癖になってしまった。コーヒーと古本とモダンジャズと。J・J氏のアドリブ人生嬉遊術。

  • 今読んでいる『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん(北尾トロ著)』『最低で最高の本屋(松浦弥太郎著)』に偶然なのか必然なのか登場するこの男。

    植草甚一。

    ああ、気になる。
    「ランティエ叢書」というシリーズ名がまたそそるではないか。

  • リアルタイムではないのですが、植草さんは僕らの憧れ!!
    この本はそんな彼のライフスタイルの一端が覗けます。
    タイトルどおり、古本、ジャズが好きな人に大スイセン。

    本を開けてすぐにあるNYのグリニッジビレッジでの写真で惚れました。
    最高!!

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著者プロフィール

1908年、東京生まれ。文学、ジャズ、映画評論家。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』で日本推理作家協会賞受賞。おもな著作に『ぼくは散歩と雑学がすき』『ワンダー植草・甚一ランド』など。1979年没。

「2015年 『ひんやりと、甘味 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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