父の言いぶん (ランティエ叢書 (16))

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  • 角川春樹事務所
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894560956

感想・レビュー・書評

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  • -子供より親が大事、と思いたい。子供のために、などと古風な道学者みたいな事を殊勝らしく考えてみても、何、子供よりも、その親のほうが弱いのだ-

    この一文。逆説?自虐?ただただ、太宰という作家の繊細さが愛らしいではないですか。精神的タフネス(ときに愚鈍さ?)を要求される現代社会にあって、こんな恥ずかしいくらい繊細で、弱っちい本音を公にしていいのか。いいんだ。価値観なんて色々だし、なんでもアリだよね、となんとなく癒されます。オトコの弱さ、繊細さのお勉強にもいいかも。

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プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

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