自家菜園の愉しみ (ランティエ叢書 23)

  • 角川春樹事務所 (1998年9月1日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894561021

感想・レビュー・書評

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  • 書家・莫山先生のエッセイ。
    硯や墨の話が出てくるのは当たり前だけど、ちょっと知らないことが多すぎて、字が読めなかったり、自身の知識不足を実感する。

    文字を書くために、墨を1時間摺る。電話をしながら墨をする。墨は力のない女性や病人が擦る方がよいのだとか。なんとも、奥が深い。筆ペンで済ませようという魂胆の浅はかさを恥じ入ります。

    そして、菜園の話、菜っ葉をついばむ鳩の話、フウランの話、野の木々や草花の話。

    嗚呼、私もコロナを忘れて、こんな暮らしをしてみたい。とても憧れる。

  • 期待していた自家菜園の部分は50ページ弱くらい
    あとは花にまつわるコラムと
    風蘭について

    24 墨の種類によって、硯との相性がある
    36 いたちの尻尾の毛で筆
    62 軽く感じられる墨がいい(よく乾燥)。爪で叩くと音も軽い

    家の広さ3000坪あまり
    寺、墓が家の敷地の中にあった
    池もある

    フウラン、マニアの集い
    ロウバイ、香りがいい

    ムクゲと桜、韓国人と日本人の違い
    ウツギ、火に強くてくちにくい。骨上げの箸に使用
    利休忌が過ぎるまで菜の花は茶室に生けない

    勝負師の庭に椿はなく
    武士の家紋にも椿はない(84)

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