顔の無い神々 (ハルキ文庫 い 1-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563025

感想・レビュー・書評

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  • 作者の「逆説の日本史」に興味があったのと梅原克文「カムナビ」を読んでいるところだったので、上記の紹介文を読んで「おっ、これは!」と思ったのだが…。

    いやー、久しぶりにほんとの駄作といえる小説を読んだ。まず第一に文章がひどすぎる。登場人物のセリフも学芸会みたいだし、地の文も描写が稚拙すぎてなんというか。これで江戸川乱歩賞なのか? 内容もつまらないアクション(?)小説みたいだし、肝心の秘本の中身はぜんぜん明らかにされないし、そもそも文章が下手すぎて緊張感のかけらもなく全然盛り上がらない。あまりにもひどいので途中からはいったいどうなってしまうのだろうという、トンデモ本的な別の意味でのワクワク感が沸いてきてしまった。

    まあ、台湾と中国、日本の関係が少しだけわかったのがせめてもの救いかな。

著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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