首都消失 (上) (ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894564022

感想・レビュー・書評

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  • 東京との連絡が取れなくなってしまった。ある霧の濃い日を境に日本の首都が白い雲の中にかき消えてしまった。突然日本の首都が無くなった時にどのような事態が発生して、どのような対処が考えられるか。それをシミュレーションしたような小説である。首都直下型地震が想定されている現在、ただのSF小説だ、といっておくわけにはいけない。

  • 設定といい、展開といい、上巻はワクワクしながら読み進めたが…

  • 映画が公開された時に、家族で見に行っていて、映画の方の
    印象が強い。当時、小学生だったが本も持っていたが
    最後まで読んだ記憶がなかった。

    冒頭の鶏飯を買うくだりだけはずっと覚えていたが。。。

    今回、改めて読んでみたが、当時の俺には読み切るのは
    無理だったなと。さすがにこれは…。

    方々で書かれているが、首都機能が完全に途切れてしまった際の
    シュミレーションである。

    首都が雲に覆われてパニックが広がっていくさまが描かれ、
    それに対応していかなければならない状況が描かれて行く。
    特に、アメリカ、ソ連の冷戦時代ならではの思惑が浮かび上がる。

    雲の謎、大国の思惑、それに対応すべく奔走する人々…
    と下巻におおいに期待を抱かせて上巻は終わる。

  • クロ原見て、読んでみたくなった。

  • 日本の首都・東京が分厚い雲のようなものに塞がれ、事実上無くなった。

  • 仮に東京がなくなったら?
    そんなときの混乱ぶりを考えることから見えてくることは案外多いようです。
    小松さん、日本が好きなんですね。ホントに。

  • 著者が亡くなる前から予定していた作品。
    一気に読んだ。

  • 2011.3.11 東北関東大震災。
    街の機能とインフラが壊滅的な打撃を受けている様子を報道やツイッターで知り、またこの本を読みたくなった。自己所蔵本。初版は1985年、徳間書店。徳間の新書第3版なので、たぶん、発売を知って飛びついて買ったのだろうと推察。記憶にはないが。
    2011.3.20
    第1、2章読了。すごいスピード感でぐいぐい引っ張る。改めて小松左京の偉大さを知る。ネットで書名検索してみたがほとんど映画の話題。無理もないか。インターネットが一般に出回る前だもんね。映画の評判よくないので原作に光があたらない。残念。
    この作品で一番好きなところは、中間管理職レベルの人々が活躍するところ。ある程度リーダーシップを取れる権限があり、パフォーマンスもあればなんとか組織を立ち上げ、引っ張っていける。このような災害時だけではなく、日常のビジネスシーンにおいても使える、様々なアイデアが満載です。
    コンピュータ、通信関係のシミュレーションもなかなかのもの。今のITの進歩を見れば陳腐なものに見えるかも知れないけれど、当時のテクノロジーからすると、その先見性の鋭さに脱帽。じっくり読んで、これからの自分の方向性を探ってみたい。

  • 設定は面白いけど、最後ちょっと尻つぼみ。

  • 始:2008年12月?日〜了:12月30日

    ・ある日突然巨大な雲が出現、首都の上に覆いかぶさった。
     首都との通信はとだえ、人や物の流れも完全にストップ、
     日本は政治・経済・外交など機能の大部分を占める首都の機能を失った。
     それに伴う損失や起こりうる冷戦下の諸外国の動きと日本国内の臨時政府の画策など息詰まる
     攻防にドキドキ。

    もしも同じようなことが起きたら?と考えると
    小松左京はかなり優しい展開を用意してくれている。
    もちろん東京がなくなってしまった場合の影響は思いのほか大きくて、
    いかに東京一極集中かを実感してしまいました。が、でも。
    たとえば、いろいろと妄想して、
    東京にいるような優秀で場慣れているそれぞれの分野のスペシャリストもないままに、
    アメリカやソ連、今は中国などなど諸外国の圧力に立ち向かっていけるのか、
    もっと言ってしまえば、その場合、臨時政府の首長は大阪府知事?宮崎??兵庫???
    などなど現実に有力な面々を思い浮かべて見てしまうと・・・?
    小説のなかの小室兵庫県知事のように知力体力度胸と備えている人物が多く登場して
    危機を解決していく様ははらはらしつつも痛快でした。

    案外、現実にも国のためを思って頑張れる人も多いのかもしれないけど、
    まだまだ「首都消失」はしてほしくない!東京の代わりはきっとできない!が率直な感想でした。

    それに本も雑誌も読めなくなるなんて残念なことはありませんからね。
    面白かった。

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著者プロフィール

1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒。SFマガジン掲載の「易仙逃里記」で商業誌デビュー。以後「空中都市008」「復活の日」「アメリカの壁」など、鋭い視点で時代を予知的に描き出した作品を次々と発表し、今なお読み継がれるSFの名手。「日本沈没」は上下巻あわせ400万部を超え、社会現象を巻き起こした。星新一、筒井康隆と並び、日本のSF御三家と称される。

「2018年 『復活の日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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