萩原朔太郎詩集 (ハルキ文庫 は 2-1)

著者 :
制作 : 北川 透 
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 96
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894565654

感想・レビュー・書評

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  • 口語文体や、不思議なオノマトペやリズム感のある詩の形式を広めたらしい

    哀愁と官能が、理解しきれていないんだろうなと思わされるくらい深くから匂ってきてる

    絶望的な人生を詩という形で昇華しつづけることは勇気のいることなのかも

  • こんなにも目をつぶり、歯を食いしばった怒りを知らない。
    研ぎ澄まされた孤独に恐怖をおぼえ、手が止まったが、しばらくすると引き寄せられるように読み終えてしまった。
    すきではないが読んでしまうという初めての体験をした作品。

  • 散文詩好きだなって思った。

    好きだなって思った作品↓
    40 贈物にそえて
    207 郵便局
    210 戦場での幻想


    表紙画像のリンク切れ報告したい…

  • 朔太郎の詩は例えば中原中也の詩のように、生の苦悩をダイレクトに歌ったものは少なく、相当テクニカル。だからわかりにくい面もあるが、この本はわかり易い。編集者が「詩を読むのが好き」で作ったことがよく伝わる本で、代表的詩にエッセイ、散文詩に拾遺詩篇がバランスよく配置されている。詩集をきちっと一冊丸ごと読むより、こういう風に涼しげに(バランスよく)並んだ詩を俯瞰したほうが、朔太郎という詩人はわかり易いかもしれない。漫画家畑中純の絵も楽しい。朔太郎の入門書としてお勧め。

  • 朔太郎独特な世界観が堪らんです(*´ω`*)

  • 未読

  • ふらんすへ行きたしと思へども・・・

  • 昨日にまさる恋しさの、これは声に出して読みたい。

  • この方も好きな作家さんの一人。独特な言葉が好きなんです。絶望感を書いておられるときもあるのですが、文面が鮮やかだからそんなに悲壮感も感じない。
    くさった蛤が好きですねぇ。

  • セカチュー絡みで「あ、そー言えば持ってたな」と思い出して引っ張り出してきた萩原朔太郎の詩集を最近は持ち歩いて仕事の待ち時間とか電車の中でチクチク読んでマス。

    昔買ってきたトキは「形や形式、表現が目新しいだけだな」とか「よくワカラン」なんて思ってたのだけれど今読んでみると感じる部分が凄くあって、あたしも枯れてきたのかなー、なんて感じてイヤになってきたりもしたんですけど。(笑)

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著者プロフィール

萩原朔太郎
1886(明治19)年11月1日群馬県前橋市生まれ。父は開業医。旧制前橋中学時代より短歌で活躍。旧制第五、第六高等学校いずれも中退。上京し慶応大学予科に入学するが半年で退学。マンドリン、ギターを愛好し音楽家を志ざす。挫折し前橋に帰郷した1913年、北原白秋主宰の詩歌誌『朱欒』で詩壇デビュー。同誌の新進詩人・室生犀星と生涯にわたる親交を結ぶ。山村暮鳥を加え人魚詩社を結成、機関誌『卓上噴水』を発行。1916年、犀星と詩誌『感情』を創刊。1917年第1詩集『月に吠える』を刊行し、詩壇における地位を確立する。1925年上京し、東京に定住。詩作のみならずアフォリズム、詩論、古典詩歌論、エッセイ、文明評論、小説など多方面で活躍し、詩人批評家の先駆者となった。1942年5月11日没。

「2022年 『詩人はすべて宿命である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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