檻 (ハルキ文庫 か 1-6)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894567542

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  • ふと、俳句でもヒネってみるかと思って(だからなぜ(笑))。

    角川春樹氏が違法薬物密輸等のカドで逮捕され、その獄中でつづった句を中心とした俳句集である。

    その間の心の動きが飾ることなくあらわされているほか、目のつけどころ(ものごとへの感受性)、遠いものをくっつける力(連想、発想の飛躍)や、鋭い舌鋒といった才気が垣間見られる。

    つくづく、俳句は生き様そのものだと思う。

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著者プロフィール

昭和十七年一月八日富山県生まれ。國學院大學卒業。父・源義が創業した角川書店を継承し、出版界に大きなムーブメントを起こす。抒情性の恢復を提唱する俳句結社誌「河」を引き継ぎ、主宰として後進の指導、育成に力を注ぐ。平成十八年日本一行詩協会を設立し、「魂の一行詩」運動を展開。句集に『カエサルの地』『信長の首』(芸術選奨文部大臣新人賞・俳人協会新人賞)、『流され王』(読売文学賞)、『花咲爺』(蛇笏賞)、『檻』『存在と時間』『いのちの緒』『海鼠の日』(山本健吉賞)、『JAPAN』(加藤郁乎賞)、『男たちのブルース』『白鳥忌』『夕鶴忌』『健次はまだか』『源義の日』など。著作に『「いのち」の思想』『詩の真実』『叛逆の十七文字』、編著に『現代俳句歳時記』『季寄せ』など多数。
俳誌「河」主宰、角川春樹事務所社長。

「2019年 『角川源義の百句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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