屍食回廊 (ハルキ文庫 あ 9-13)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894567887

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  • 『民遺監』シリーズ3弾目。
     田外が、大戦直後に埋められた地下の高射砲の取材を皮切りに、闇に跋扈する屍食鬼と、その存在を抹殺していく民遺監の兵士、その裏で進められる「火の王」召喚儀式へと巻き込まれていきます。
     地下とグールという事で、H.P.ラブクラフト作品の名台詞も出てきます。田外には辛い展開が多いですねー。香月神父が力を増し、ODTへの翻意を見せてますが、表紙の男性が香月だと思うとちょっと……(´・ω・`)
     火の王はCthughaではありません、念のため。

  • 伝奇アクションといった趣だが、ペダンチックな著者の事、敵役の魔術師?の書き込み方もかなりのものが。作品内の時系列としてこれに先立つ2作品(本作の中でも、主人公の回想としてそれらに触れている)も、同レーベルから出ている。

  • 共時通信記者の田外竜介は、旧日本軍の高射砲を発掘する元砲兵隊長を取材中に、壕内で、若い男女の射殺死体を発見した。それは、浜辺で連続失踪している男女のものだった。さらに内部には、黒い毛に覆われた屍食鬼の姿が…。一方、次々と現れる屍食鬼を黙々と始末する自衛官。そして、陸上自衛隊内部の“民族遺産監理室”で極秘裏に進められる恐るべき陰謀とは!?第一人者が描く、本格オカルト・ホラー。(アマゾンより)

    高射砲を担当していたじいちゃんたちがいい味だしてたかな。
    敵が気持ち悪かった印象も強い。
    話は専門用語が多いわけではないので割とわかりやすいかも。

  • 天外魔艦の次はこの作品です。田外の活躍もこの巻で一応終わりです。しかし稲村虹子や芦名龍公は?

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著者プロフィール

一九五六年、北海道生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業。
国書刊行会に入社し、ラヴクラフト作品などの企画出版を手掛ける。八六年、『魔教の幻影』で小説家デビュー。オカルト・伝奇小説を中心に幅広く執筆し、近年は室町時代を題に取った作品を精力的に発表している。二〇〇五年、短編「東山殿御庭」が日本推理作家協会賞候補。アンソロジストとしても高い評価を得ている。

「2023年 『一休どくろ譚・異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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