kaizenさんの感想
2011年8月9日
女性スパイとその娘。クオータの日本人。 設定が突飛だが、登場人物は透明感のある女性。 ファンタジー以外では、栗本薫が透明感のある男性主人公が多かったのと同様、 赤川次郎は透明感のある女性主人公が多い。 2人の共通部分を見つけたような気がした。 中身は読んでのお楽しみ。
赤川次郎 一九四八年、福岡県生まれ。七六年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。八〇年に『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。二〇一六年に『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞。『セーラー服と機関銃』『ふたり』『午前0時の忘れもの』など著書多数。〈三毛猫ホームズ〉〈幽霊〉〈三姉妹探偵団〉など人気シリーズを多数持ち、シビアな事件・出来事を温かい視線で描き続けている。 「2023年 『めざめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」