- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894568075
感想・レビュー・書評
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戦時下の旧制一高で起きた学生消失事件を描いた『わが一高時代の犯罪』。神津恭介の初恋とその後に起こる事件を描く『挽歌』。神津恭介の一高時代の二作品を収録。若き日の恭介が、恋や友情に悩む姿が印象的。
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神津恭介の一高時代のお話、二つ。
一高の時計台から忽然と姿を消してしまった同級生のお話と、神津恭介の初恋のお話。
どちらも時代を感じる話でした。 -
初めて神津恭介作品を読みました。神津恭介の学生時代(一高)の話。二作品。全容が知らされていない状況でもドクターは事件の真相を分かってしまうが、言葉に出さずに最後までとっておく。それでも優越感に浸るわけでもなく、ドクターなりに苦悶しているところは人間味があって面白かった。最後には解き明かされるので、読後はすっきり。
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探偵神津恭介シリーズというものを知らずに、初読。
一高生。浪漫ですなあ。 -
再読。戦争の足音が聞こえてきているキナ臭い空気漂う帝都。一高時代の神津と松下。事件に翻弄される一高生達の友情と苦悩。松下の、冒頭とラストでの過去を回想する語り口が効いてて、切ない気持ちになりますね。
それぞれの『正義』の信念に基づく犯罪。浪漫です。 -
名探偵・神津恭介最初の事件を描いた「わが一高時代の犯罪」と、その続編にあたる「挽歌」を収録。
名探偵・神津恭介の原点が、ワトソン役の松下の視点から垣間見える秀作。 -
神津恭介最初の事件。
以前読んだもののいまだに読み終わっていません。 -
神津恭介
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