三国志 (2の巻) (ハルキ文庫 き 3-2 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2001年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894568754
作品紹介・あらすじ
繁栄を極めたかつての都は、焦土と化した。長安に遷都した董卓の暴虐は一層激しさを増していく。主の横暴をよそに、病に伏せる妻に痛心する呂布。その機に乗じ、政事への野望を目論む王允は、董卓の信頼厚い呂布と妻に姦計をめぐらす。一方、百万の青州黄巾軍に僅か三万の兵で挑む曹操。父・孫堅の遺志を胸に秘め、覇業を目指す孫策。そして、関羽、張飛とともに予州で機を伺う劉備。秋の風が波瀾を起こす、北方"三国志"第二巻。
感想・レビュー・書評
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とにかく面白い。どんどん人がそれぞれ集まってくる感じが最高です。三へ
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曹操、そして呂布が人間味濃く描かれています。そして志半ばにて倒れた孫堅の息子、孫策の登場。劉備はここでは地味。前半から濃いなあと思いながら、一気読みでした。
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やはり、著者は呂布が好きなのだろうなぁ、と感じさせる呂布像。赤兎と呂布の繋がりが愛おしく、月日の流れるのが無情に感じる。人も馬も歳をとる。時代は流れていく。
なかなか話が進まず、少しまどろっこしく感じるが、いよいよ英雄たちが出揃ってきた感じ。 -
曹操が青州黄巾族を破り、孫策が袁術と袂を分かつ。徐々に話が動いてきた第2巻。
袁紹、公孫瓚あたりが誰にどう倒されていくのか記憶にないけど、次の巻ではそろそろ絞られてくるのかな。
面白くなってきた。 -
相変わらず曹操が熱い。
が、読み終えた時、一番印象に残ったのは呂布だった。
戦好きで、獣のような豪傑かと思っていたが、そうでなかった。
瑶や赤兎には、この上ない愛情を注いだ。
地位や名誉、財に、女。
俗人が欲する物には、さほど関心を示さない。
愛妻と愛馬
麾下の五百騎
戦での勝利
それが呂布奉先の全てだ。
二巻の主役は呂布。
そう思えるほど、呂布の印象は強くのこった。 -
呂布が主人公。
もう呂布が主人公でよくない? -
もはや呂布が主人公。つるっと死ぬ孫堅。
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董卓があっという間にいなくなり、群雄が各地で力をつけ始める巻。まだまだ登場人物は少ない。
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短文をたたみかけるようにすることで、文章に勢いとリズムが生まれている。戦場の描写では、スピード感があり、心地よい。
法学部出身でこの文章のスタイルとは、よっぽど法律の世界が合わなかったんだろうなぁ。 -
引き続きの2回目読書。
ようやく段々面白くなってきた。
主人公の劉備のなんとも成り上がらなさったら‥。
そうそう孫策、孫権、周瑜、趙雲が好きだったことを思い出す。