三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.92
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本棚登録 : 1300
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568877

作品紹介・あらすじ

宿敵・呂布を倒した曹操は、中原での勢力を揺るぎないものとした。兵力を拡大した曹操に、河北四州を統一した袁紹の三十万の軍と決戦の時が迫る。だが、朝廷内での造反、さらには帝の信頼厚い劉備の存在が、曹操を悩ます。袁術軍の北上に乗じ、ついに曹操に反旗を翻す劉備。父の仇敵黄祖を討つべく、江夏を攻める孫策と周瑜。あらゆる謀略を巡らせ、圧倒的な兵力で曹操を追いつめる袁紹。戦国の両雄が激突する官渡の戦いを描く、北方「三国志」待望の第四巻。

感想・レビュー・書評

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  • 曹操と袁紹の対決
    決戦前の謀略戦や牽制が主

    一時的に曹操の客将となった関羽の存在感が大きい。

    南に目を転ずると、2代続けて若くして棟梁が亡くなった孫家。
    孫堅も孫策も不慮の死としか言えない。
    周瑜や歴将たちが孫権を支えていく

  • 著者:北方謙三(1947-、唐津市、小説家)

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    今回は曹操と袁紹の対決が物語の中心となっている。
    しかし、単に官渡の戦いについてが書かれているわけではなく、決戦前からお互いに牽制を仕掛け、決戦を有利に進めるための謀略戦が中々に面白かった。
    一方で曹操の客将となっている劉備が示した最終的な国の形は興味深い内容だった。もし、あの考えが実現したらその後の中国の歴史は大きく変わっていたんだろうな。
    そして宮廷の権力闘争に巻き込まれそうになった劉備があっさりと徐州に逃げて、独立したのに曹操本人が攻撃したことに気が付いた途端にあっさりと逃げたことのは面白かったな。劉備の逃げ上手がよく表現されていたよ。
    そして小覇王の死はかなり衝撃があったな。

  • 官渡の戦い。
    結構な盛り上がりどころだと思うけど、やはり淡々と進む。
    内容を知ってるにも関わらず、こな淡々さで読めるのはスゴイことなんだろうけど。
    熱さが欲しいわー

  • 徐州にて曹操への反乱を起こした劉備は、曹操の来襲から逃走し袁紹の元に身を寄せた。関羽は曹操の捕虜となる。そしていよいよ曹操と袁紹がぶつかる官渡の戦いへ。第二巻で百万の兵に対して三万の兵で打ち勝った曹操も見事だったが、今回も曹操の力が光っていた。謀略、奇襲を駆使し、たとえ不利な状況であろうと、ここぞという時は自らが戦地で先陣をきる。この決死の覚悟と、迷いの無さ、一瞬の好機を見極める決断力と洞察力があるからこそ、数々の死地を乗り越えられたということを改めて証明したような戦いだった。また、関羽を上手く活用したこともそうだが、関羽が袁紹の武将顔良の首を取ったあと、劉備の元へ返ると言ったその義心に感嘆してそれを受け入れた曹操にも感心した。この物語で描かれている曹操は戦に強いだけでなく、人間らしさもあり、バランスの取れたリーダーに思えて面白い。

  • 次々に現れ消えていく主人公達。呂布に続き、孫策も行ってしまった。孫策は好青年であり、無鉄砲なところもあるが、周瑜との友情など、好きなキャラクターだったのですが。
    それにしてもスケールが大きい話ですね。戦闘場面一つにしても距離感が日本の話と全然違うし、人数もすごい。重厚長大な・策を好む袁紹と、軽快でかつ豪快な曹操の戦い。見事に表現されていると思いました

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    烈風の中、敢然と中原に立つ曹操。河北四州を制し、名門の誇りを賭ける袁紹。両雄の野望が炸裂するとき、黄河が朱に染まる。天は、いずれに秋(とき)を与えるのか。男たちが人の道をも踏み越え覇道をめざす北方三国志、第4巻。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・中国・時代小説


    ++++1

  • なんかひたすら速読してすぐに内容を忘れてゆく。。。
    袁紹の最後はあっけなかった。負けっぷりも小物感が強く、王道から一歩も逸脱できない男という感じ。袁紹の部下たちで曹操軍に降ったやつらはなぜか結構好きだ。理由はわからない。

  • 【覚書】
    劉備の反旗。官渡の戦い。

  • 再読。

    あぁ、爽やか青春パートが終わってしまった。。

    曹、孫、劉の中では曹操贔屓。
    この巻での曹操は45歳、成し遂げてることの大きいこと。

    まだまだ続く赤兎馬のエピソードにはやはりグッとくる。

    ささ、次巻へ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。

「2019年 『魂の沃野(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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