三国志 (5の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568969

感想・レビュー・書評

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  • 呂布と赤兎馬は、三国志におけるソウルメイトってやつだと思うわけです。
    やっとこの巻で赤兎馬が幸せになってよかったなと。
    呂布を亡くし、失意の果てにあったけれども、ようやく家族を持てた赤兎馬。
    よかったね。

    主君としての劉備に惹かれていた徐庶が、母親を人質に取られ、止むなく曹操に降るくだりが切なかったです。
    次巻、ついに諸葛亮孔明の登場か。水魚たのしみ。

  • 曹操の比重が高い。

    失意のうちに袁紹が亡くなるも、
    曹操はすぐには攻めない。
    戦略的に事を進めている。

    徐庶は一時的に劉備の客将となったことで、
    表舞台に出ざるを得ないきっかけを作っていく。


    呂布亡きあとの赤兎馬にも幸せが訪れているようだ。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    河北は曹操が着実に袁紹を打ち破り、自らの領域を拡大している。一方で袁紹は官渡の戦いで敗北してから何もかもが上手く行かなくなってしまったようだ。後は時間の問題だろう。
    劉備は劉表を頼り、対曹操のために新野へと入り、力を着けているようだ。食客となった徐庶が軍師となり、本格的な勢力としての力をつけ始めている。張飛は漢中の五斗米道の侵入を撃退するために派遣され、五斗米道の張衛を半数の兵力で撃退している。
    ゆっくりとではあるが生き残る者達が定まってきたような感じがした。一方で張飛の嫁取りという個人的な部分に焦点を合わせた物語もあり、中々に楽しめる内容だった。
    また呉軍も新たな君主である孫権のもとで水軍を中心とした力を着けているようだ。もうすぐかの有名な戦いがあることを考えると楽しみになってくる。

  • 曹操主人公巻。
    もともと中心だが更に多め。
    一瞬でもよく書かれる呂布。
    どんだけ好きやねん。

    三顧の礼はあるのかしら?

  • 曹操が袁紹を破った後、袁紹はついに病に倒れる。袁紹の死後、後継を巡って内部で対立が起きることを想定した曹操は外からの圧力をあえて弱める。曹操が想定していたよりも早く内部は乱れ、袁紹の息子である袁譚と袁尚は武力で対立し、そこにつけこんだ曹操がついに河北を制定し始める。曹操はもちろん、臣下たちも各々の持ち場で領土拡大、河北制定のため忙しく動き回る。一つ一つの動きに、曹操の人を使う上手さと人員配置の判断の素早さが伺える。曹操は人の能力を見抜く力が非常に長けていて、たとえ、降伏してきた兵でも能力があり、自分に忠誠すれば、すぐに使いこなす。また、目先のことだけでなく、常に何歩も先を読んで、全方位に対して能動的に仕掛けを作っている。常に天下を取るという大局を見ながら、細かなところにまで気を配り、抜かり無く指示をし、それでも足りない部分は自ら埋めてくれるような部下を育て上げる。毎巻見習うところが多い。

  • 全13巻中の第5巻。その巻末の最後の5行で、ついに主人公の一人諸葛孔明の名前が出てきました。さすがは壮大なドラマです。
    しかし、出てくる人物、みな魅力的です。それぞれが自らの考えを信じて、非常に男らしい。これは北方さんの南北朝物についてもいえることですが、考え方は違っても、悪人と言える人が少ないのです。これは北方さんの特徴でしょうか?それとも三国志の原作がそういった設定なのでしょうか?ほかの三国志もちょっと見たくなりました

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    ついに乱世に屹立した曹操。行く手を阻む者たちの影が、ようやく動き出す。志、野望、そして誇り。男たちは何を賭けて闘うのか。曹操の覇道、いまだ遥かなり。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・中国・時代小説


    ++++1

  • この巻好きだなー。劉備たちが新飲でだらだらしていて、のんびりとした雰囲気がある。張飛も関羽も妻帯したし。伊籍と徐庶も、なんとなくだらけてのんびりとした空気を醸し出している。魏軍の攻めも、なんとなく打ち破ってしまうし。八門金鎖の陣とか、そもそも大して動かない陣だし、ぱーっていったらすぐに破れちゃうし。
    北方三国志は再読なのだが、なぜか張飛の奥さんが毛深いというエピソードがすげえ好きで、それだけ鮮明に覚えていた。

  • 張飛が嫁を紹介した時のみんなの反応が好き過ぎる(笑)

  • 【覚書】
    袁紹の死。曹操による河北四州の制圧。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。

「2019年 『魂の沃野(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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