- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894569096
感想・レビュー・書評
-
盛田さんのなら心温まる作品だろうと借りてきたのが大間違い。ずっと胸をざらざらさせる不快感で終わりました。下手だとかえげつないというのではないのです。もうこの手のを読むのが苦痛なのです。
舞台はサカキバラが報道された20世紀の終わり。パンツを売ったり、Sをやったり、援助交際したりという高校生たちの裏の生活が延々と描かれています。
リセットというタイトルなのに、リセットすることはなかったのでした。もしかしたら、リセットはできないよといいたかったのかもねと思いました。
この高校生たちは今は親となっている年頃です。もちろんこんなひとばかりではないにしろ、倫理観を徹底的に無視した時代に育った人たちはどういった子育てをするのでしょう。
盛田さんはこうした時代を経て、温かい人たちの話へと必然的に移行していったのだろうと思いました。書くのが辛かっただろうなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
援交、ブルセラ、いじめ、裏サイトといった、女子高生の付き合いの暗部が描かれているのだが、気持ちが悪い。
-
イジメにあう菜々。中年男とつきあい、覚醒剤の中毒になりかけている桃子。レイプされてビデオを撮られ、脅迫される絵梨。いじめ、クスリ、インターネット売春など、現代人の心に巣食う「明るい闇」と「親子の絆」を描く。
*
衝撃的、そして受け入れがたい内容でした・・・ -
2000 書き下ろし長編小説