三国志 (6の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 1187
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894569461

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずスラスラと読める。
    三顧の礼も自然に書かれてる。
    「来ちゃった」劉備がタチの悪い女に見えた。
    馬超まカッコ良く書かれてる。男らしい人物は良く書かれてる傾向にあるな。
    張飛の方が関羽より印象的なのも。

  • いよいよ、孔明の登場という巻で、どういった人物に書かれているのかすごく楽しみでした。あるいみ予想通りなくらいに人間臭く描かれていて、さすがという感じです。

    そして長坂橋。合戦の時の一人称描写は、勢いがあってすごいと思います。特に退却戦の時の文章は迫力です。

  • 諸葛亮、いよいよ劉備軍に加わる

    [三顧の礼]が、さらっと書かれているのがよい
    張飛がとても魅力的である

    曹操の南進が開始されて、
    張飛の仁王立ちと趙雲の一騎掛けで有名な長坂の戦

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    前半は劉備、曹操、孫権の三勢力がそれぞれの方法で力を蓄える様子が語られている。劉備は三顧の礼で諸葛亮を迎え、曹操は河北を治め、北の羌族を排除している。孫権は水軍をさらに強化し、孫家の敵である江夏の黄祖を撃破している。
    そして新たな勢力として西涼の馬超が登場している。ただし、馬超は中央には干渉せずに独自の勢力を築いているといった感じたろうか。なんだか浮世離れしている感じがする。
    後半は曹操の南進が開始され、張飛の仁王立ちと趙雲の一騎掛けで有名な長坂の戦いが語られている。演義ほどの超人性は発揮されないが諸葛亮に関羽、張飛、趙雲を加えた劉備軍は今までの比ではない戦闘力を発揮している上に先を見据えた戦略的な行動を取れるようになり、これからの物語が楽しみになってきた。
    それにしても北方三国志の諸葛亮はぼくとつな書生と言った感じだったな。しかし、心の中には熱いものを持ち、自らの力を試したいと考えているようでもある。中々に面白い人物だった。

  • 前巻の最後、徐庶との別れと引換に紹介された諸葛亮孔明が登場する。長らく圧倒的強い戦力を持ちながらも、領土を持てなかった劉備は徐庶との出会いにより自らの軍に足りないものを確信したのかもしれない。孔明を軍師として迎えたいと願った劉備は、三顧の礼を尽くす。8年間流浪であった徐庶でさえ母の人質が無ければ、劉備に仕えることを本気で考え、その徐庶が紹介した孔明も劉備の熱意を受け軍師となることを決意する。劉備は徳の将軍と呼ばれながらも今まで燻っていたイメージだったが、やはり出会う人には何かを感じさせる力があるのだろうと感じた。劉備には最初から揺るがないビジョンと志があり、それに共感してくれる、関羽、張飛、趙雲という豪傑たちによる圧倒的戦力があり、戦術もある。その劉備軍が唯一持っていなかった戦略が孔明を迎え入れることによって手に入り、一気に躍進する。この4つの重要性はビジネスでも同じことが言えると思った。

  • ついに出た諸葛孔明。ちょっと、これまでの登場人物とは感じが違います。
    北方文学の特徴というか、主人公が至極あっさりしている。例えば呂布や張飛など男らしい軍人タイプがもっとも魅力的に描かれる。また、戦闘場面、つまり戦術の領域は非常に生き生きと描かれる。しかし、諸葛孔明は戦術よりも戦略の人。また軍人というより策士という立場でしょう。こういう人間をどう描いていくのか、それが楽しみ(不安)です

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    孔明は立ちあがり、劉備の手をとった。ふるえている。切ないほどにふるえている…。長き流浪の中に、熱き志を持ち続ける劉備と運命の邂逅を果たし、静謐の竹林を出る。諸葛亮孔明、ついに登場。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・中国・時代小説


    ++++1

  • 孔明が出て来た、若々しい好青年でなんかいけすかない。でも3回も会いに行く劉備かわゆす。劉備のだめんずっぷりを知っているから、そこまで執着することに驚きと慈しみを感じる。
    黄祖はあっさりと倒せてしまう、前の川での戦いのときは苦労したのに。老いたということなのだろうが、もう少し頑張って欲しかった。
    そして周瑜が結核ということで、なんだか堀辰雄を思い出してしまった。変にロマンチックな病気だよなー、不謹慎な物言いで申し訳ないけど。
    関羽が老いを感じて苛立っていたりして、自分もそういうことがあるから親しみを持てる。死後神になったりして完璧超人みたいなイメージだったけど、北方センセはこういうとこで等身大の人間を見せてくれてありがたい。

  • 趙雲が劉備の子供と奥方を守るシーンがある巻。
    吉川版でもとても印象に残ってた。

  • 長坂坡の戦い。
    挙がる趙雲の雄たけび、敵が次々となぎ倒される。
    圧倒的な存在感と威圧感、血が煮えたぎるような躍動感。
    今までで一番の見せ場である。呂布よりもかっこ良く描かれているかもしれない。
    そして三顧の礼から、軍師諸葛亮の獲得。赤壁の戦いへの準備。歴史は大きく流れ出す。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。

「2019年 『魂の沃野(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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