三国志 (8の巻) (ハルキ文庫 き 3-8 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2002年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894569515
感想・レビュー・書評
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だんだんと時がたち、それぞれの武将たちも老いていく。一方で若くして死んでいく者もいる。天下統一を目指していた者たちにも心境の変化はあったのだろうか。その辺を感じさせるストーリーで、私自身のこととも重ね合わせて読んでしまう。
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劉備軍の成都攻略に至る過程で、五斗米道はどのような動きをしたのだろうか?
馬超の行動原理がスッキリしない。
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面白かった。
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周瑜ー‼︎
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志半ばで世を去った英傑があまりにも多かった。毎巻衝撃的な事件が起き、飽きない。
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周瑜死す。
その死がとても切なく悲しい。
荀彧死す。
その死もとても切なく悲しい。
孫権も曹操も立ち止まってはいられない。
少しずつ、風が劉備に寄り添いはじめたようである。
天下三分の計のはじまり
数えきれない英雄たちの死と
数えきれない人々の悲しみを
遺された人々は背負って生きるのである -
周瑜を引っ張りに引っ張る。
他は結構あっさり逝くのに。
五斗米道のパートはやはりイマイチ。
ようやく、三国時代に突入。 -
[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
?統が拍子抜けするほどにアッサリと死んでしまった。死の間際に劉備と会話するわけでもなく、何が罠に嵌められたというわけでもなく、死んでいったな。
また、曹操と対峙している馬超は復讐の鬼となっているイメージが強烈にあるんだけど、北方三国志は復讐心を表に出さず、超然としている部分がカッコいいね。新境地だった。
一方で北方三国志の宗教観は古代と現代のソレの衝突のようにも思える。政治と宗教が限りなく近い時代において、それらを分けて扱うという事はとても現代日本に近い考え方だ。
次巻辺りに漢中争奪戦があるのだろうか?劉備と曹操の最初で最後ともいえる大軍での激突がどのように書かれているのか楽しみだ。