三国志〈11の巻〉鬼宿の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.96
  • (130)
  • (126)
  • (144)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 1067
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894569669

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 特に劉備が好きと言うわけではないが。
    失意のままに死んでゆくのは英雄としてどうだろうと思っていた。
    この作品では劉備は英雄然として死んでいった。
    ここに非常に好感が持てた。

    劉備の死後、趙雲と孔明が二人で馬を並べて夜道を行くシーンも
    主柱を失った寂しさがでていて良かった。

  • 主要人物の大半が亡くなり、やや冗長な感がした。劉備も死ぬのだが、死の直前に現れた、曹操の元侍医:エン京は刺客かスパイかと思った。単なる鍼打ちで終わって拍子抜け。
    三国は以下のような感じ。
    魏→曹丕が実権を握り、司馬懿が暗躍。司馬懿は孔明のライバルなのに、全く聡明さが現れていない。
    呉→陸遜が軍の中心として古参の将の反発を受けながらも活躍。呉はやはり三国の中でも1番影が薄い。
    蜀→馬謖、馬忠、王平など新世代が少しずつ活躍。
    残すところ、あと二巻。南征、馬謖を斬る、死せる孔明、などの話が北方謙三氏にどう料理されるかが楽しみだ。

  • 夷陵の戦いから劉備の死まで。

    陸遜が苦しみながらも陸遜の志を継いで戦うところが見所。格好良くて楽しめた。

  • とうとう劉備が死んだ。関羽が死に、張飛が死に、劉備も・・・。皆後を追うように死んでいった。劉備だけが老衰によって死んだけど最期は生かされてるような何か今の生活に物足りなさを感じていたような・・・。曹操もそうだったけど・・・。
    関羽が死んでからばたばたと皆死んでいって何か物悲しくなってきた。
    次はいよいよ蜀が南へ遠征。楽しみ♪

  • ついに魏帝が即位。


    孔明が、劉備からの手紙に喜び震え、臨終に際し悲しみに暮れるさまに胸が締め付けられる思いであった。もとい萌えた。

    曹丕と司馬懿が陰険変態同志でぴったりすぎる。

  • 三国志11巻目!

    最後に近づいてるからか本全体からどこか寂しさを感じました。

    個人的に、最後の方の趙雲と諸葛亮のやりとりがもう「英雄」と呼ばれる人が亡くなったのを感じさせたなと。

  • 三国志11巻読了。なんだか悲しくなるような敗戦でした。今までの負け方とは違う、本当に負けるべくしての敗北は読んでてつらかった。おまけに袁綝は最低で見るにたえない。こんなのが母として慕われるなんてどうかと思いますよ。最後の孔明と趙雲の会話が、終わりが近付いているのを感じさせた…

  • 夷陵の戦い  
    大軍を指揮するのは大変なことなのだということが、陸遜の苦しむ姿から良くわかった  
    そして韓当がいいおじいちゃんでした  

    ついに劉備も逝きました  
    黄巾の乱から戦場を駆け回っていた英雄がいなくなったと思うと、寂しくなる  

    どの勢力も世代交代の時期  

  •  群雄割拠の時代が幕を閉じ、三国志の物語の方向性が変わる1冊。

     曹操の病を見ていた爰京の再登場により、英雄の死に様がオーバーラップする演出は見事。
     劉備……実は影が薄いと思ってたけど、やっぱり英雄だわ。

  • 劉備がなんで人を惹きつけたのか。それをなんとなく感じる最期でした。

全55件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。

「2019年 『魂の沃野(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三国志〈11の巻〉鬼宿の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)のその他の作品

三国志〈11の巻〉鬼宿の星 単行本 三国志〈11の巻〉鬼宿の星 北方謙三

北方謙三の作品

ツイートする