壁 (ハルキ・ホラー文庫 く 1-11)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894569898

感想・レビュー・書評

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  • 曰く付きの土地にマンション、不気味な地下・・と「墓地を見下ろす・・」に似た設定
    結局この家庭を狂わせた正体ってなんだったんでしょう
    積み重なってきた怨念ですかね

    取り込まれた夫婦は周りの人間もゆっくり取り込んで行くつもりなんだろうな・・と不気味さを感じました

  • ■ 15154.
    <読破期間>
    2015/11/10〜20→6/5/5

  • マンションをマイホームだと思うかどうかは別にして,
    家に対する思いは怨念となることがある。

    余りに怖すぎるのはとても読めないので,
    本書のような終わり方の怖さは,
    ちょうどいい加減なのかもしれない。

    壁と友達と親子の関係。
    それが怖いのかもしれない。

  • 築40年のマンションに格安で引っ越した登志子。しかし、次々奇妙なことが起こりはじめ、家族もその異様な雰囲気に、なんとかまた引っ越しをさせようとするがー。最後は、取り込まれた登志子を友人が茫然と見るところで終わる。

  • 要素要素は明野照葉「棲家」に似た感じ。怪しげな家とかそこにまつわる因縁とか霊能家系の女友達だとか。だけど大違い。
    ストーリーのほうは、なんだか「話はこれからじゃあないの?」といったところで終わってしまった感がある。解明されていない部分とか、ひっかかりもいっぱい残っているし。だけどそこは敢えて、想像力で補え、と言わんばかりの迫力。かなり「怖い」ホラーだと思う。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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